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06月26日-01号

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  1. 香芝市議会 1996-06-26
    06月26日-01号


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    平成 8年第4回 6月定例会          平成8年第4回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成8年6月26日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (20名)   1番 吉 川 政 重 君        2番 黒 松 康 至 君   3番 中 川 廣 美 君        4番 長谷川   翠 君   5番 吉 村 完 治 君        6番 大 倉 勝 彦 君   7番 藪   善 男 君        8番 川 村   治 君   9番 奥 山 博 康 君        10番 藤 本 みや子 君   11番 萬 慶 芳 貞 君        12番 西 里 晴 昭 君   13番 高 谷   廣 君        14番 小 川 正 晴 君   15番 辰 已 亘 弘 君        16番 田 中 信 好 君   17番 飛 鳥 誠 市 君        18番 田 中   保 君   19番 長谷川 芳 治 君        20番 岸   為 治 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     先 山 昭 夫    総務部長   西 野 武 弘   市民生活部長 松 浦 輝 男    福祉部長   岡 田 紀 郎   産業建設部長 竹 嶋   将    都市整備部長 堀 川 泰 弘   教委事務局長 山 田 勝 治    水道局長   城   守 一6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                     議会事務局長 辻 本 勝 茂                       〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   報第2号 和解勧告の応諾の専決処分の報告について   報第3号 平成7年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について   報第4号 平成7年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について   報第5号 平成7年度香芝市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について   報第6号 平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計事故繰越し繰越計算書の報告について   報第7号 平成7年度香芝市水道事業会計建設改良費繰越し繰越計算書の報告について   議第21号 香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについて   議第22号 香芝市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正することについて   議第23号 香芝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについて   議第24号 香芝市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正することについて   議第25号 平成8年度香芝市一般会計補正予算(第1号)について   議第26号 平成8年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について   議第27号 平成8年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について   議第28号 平成8年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について   決議第2号 けん銃追放に関する決議(案)   決議第3号 「交通安全マナーアップ実践」に関する決議(案)8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。   6番 大 倉 勝 彦 君        7番 藪   善 男 君                              開会 午前10時42分 ○議長(田中信好君) おはようございます。 本日第4回香芝市議会定例会が招集されましたところ、議員諸侯には何かとご多忙の中ご出席をいただきまして、まことにご苦労さまでございます。 さきの市長選で、多くの市民の信頼を受けて立派な成績で当選されました先山新市長に心からお祝いとお喜びを申し上げます。 市行政の中で山積する問題、また三役人事等について一日も早く対応願うところでございます。先山市長には、今後健康にご留意をいただき、選挙で公約されたこの公約の実現に全力を傾けていただくことをご期待申し上げまして、開会に対してのあいさつにかえさせていただきます。 会議に先立ち、このたび全国市議会議長会より永年勤続議員として田中保君が表彰をお受けになりましたので、ただいまから表彰状を伝達いたしたいと思います。 なお、本市議会から記念品をお贈りしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。            表  彰  状  香芝市 田中 保殿 あなたは市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第72回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします  平成8年5月28日  全国市議会議長会会長 嶋 村 勝 夫 代読。 おめでとうございます。            (拍  手) ◆18番(田中保君) 皆さんありがとうございました。 一生懸命頑張りますので。(拍手) ○議長(田中信好君) それでは、市長招集あいさつ。 ◎市長(先山昭夫君) おはようございます。 平成8年6月第4回定例市議会の招集をご案内申し上げましたところ、議員各位におかれましては公私何かとお忙しい中でございますが、ご出席をいただきまして本当にありがとうございます。 私ごとで大変恐縮でございますけれども、去る5月19日に執行されました市長選挙におきまして議員各位を初め、市民の多くの皆さん方のご支援とご理解によりまして当選の栄を得ましたことをまことにありがとうございます。改めまして皆さん方にお礼を、また感謝を申し上げる次第でございます。 今、この席に、本席に立たせていただきまして、そして考えますときに、本当にその重責の重さをひしひしと感じます。また一方では、身も心も引き締まる思いでございます。今後は、心を新たにいたしまして皆さん方のご協力をいただきながら市政の発展のために邁進する所存でございます。今後の市政運営に対しまして、今申し上げましたように不肖の身ではございますが、駑馬にむち打ちますけれども、議員各位におかれましてもより一層のお力添え、ご支援をお願い申し上げます。 後になりましたが、ただいま全国市議会議長会の方から永年勤続の表彰を受けられました田中保議員には心からお祝いを申し上げる次第でございます。本当におめでとうございました。どうか、今後とも香芝市の市政の発展のために、なお一層のお力添えとご鞭撻を賜りますことを心から幾重にもお願い申し上げる次第でございます。 また、議員各位におかれましては、きょうから5日まで定例会が予定されておりますが、何分にもまだ就任間もない1カ月足らずの新米市長でございます。今日まで万端不行き届きの点が多々あったと思いますけれども、何とぞお許しをいただきまして、本議会がスムーズに進行いたしますように一層のご理解とご協力をお願いを申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(田中信好君) なお、奥山公室長から病気療養中のため欠席したい旨の届け出がございましたので、ご報告いたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより第4回定例香芝市議会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員の指名 ○議長(田中信好君) 署名議員でございますが、議長より指名させていただいてご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、6番大倉勝彦君、7番藪善男君にお願いをいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事日程の決定(議会運営委員長報告) ○議長(田中信好君) 続きまして、本定例会の会期及び日程を議題といたします。 議会運営委員会で会期及び日程についてご審議を願っておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 田中保運営委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) おはようございます。 大変個人的ではございますが、議員各位のご理解をいただきまして永年表彰の栄をいただきまして、まことにありがとうございます。 ただいま議長のお許しをいただきました。定例本会議開会前に議会運営委員会を開催をいたしました。会期、議事日程、付託議案等について運営委員会を代表しご報告を申し上げる次第でございます。 まず、会期でございますが、先ほど市長も申されておりましたように、本日26日から7月5日金曜日までといたします。 なお、議事日程でございますが、私の報告の後、議長諸報告、総務文教委員長報告(意見書第2号)、西名阪問題特別委員長報告都市計画特別委員長報告総合福祉会館建設特別委員長報告土地開発公社問題特別協議委員長報告、それから初めての先山市長、市民の信託を得られました、市長の施政方針演説がございます。続きまして、議案の一括上程、報第3号、報第4号、これにつきましては一括議題としてご理解をいただきました。続きまして、提案理由の説明、総括質疑、委員会付託、決議第2号、決議第3号、こういうことでございます。 なお、付託議案でございますが、総務文教委員会には報第5号、議第21号、議第23号から議第25号までを総務文教委員会に付託することを決定いたしました。民生水道委員会には、報第7号、議第25号、これにつきましては民生水道委員会に付託をいたすことにいたしました。なお、建設経済委員会には報第2号、報第6号、議第22号、議第27号、議第28号を建設経済委員会に付託をいたすことにいたしました。なお、議員の一般質問でございますが、28日の建設経済委員会が開会されますけれども、5時までに委員の一般質問を受け付けをさせていただきます。5時ということで、時間の厳守をお願いをいたしたいと思います。 以上が議会運営委員会で決定いたしました諸報告でございます。私の報告漏れ、あるいは議員の質疑に対する答弁漏れ等がございますれば、委員各位の補足をよろしくお願いを申し上げまして、議会運営委員長の報告といたします。何とぞご理解をいただきまして、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございます。 ただいま議会運営委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 総務文教委員会に議第25号一般会計の補正予算が付託されているのですけれども、この補正予算は3月議会で平成8年度の予算審議がされた際は骨格予算でございましたし、政策的な予算が入っていませんでしたので、市長選挙後6月議会で政策的な予算を組むということでございました。そういう中で、やはり総務文教委員会、2日に行われるのですけれども、時間が足りないのじゃないかと思いますので、これについてどのように論議されて、今後あと何日か持つ委員長としてのご意見等お伺いしたいのですけれども。 ○議長(田中信好君) 田中保委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) ただいまの質問にお答えをいたします。 あくまでも議案の提案につきましては市長が行われるわけでございます。言われておりますように、骨格予算だから、あるいは政策的な問題だからと、いろいろと藤本議員個人の見解を述べておられるわけでございますが、これは法律に従って補正予算であります。したがって、総務文教委員会の中で補正予算をしていただくと。 なお、審議をする前から時間がないとか、あるとか、これはそれぞれの委員会に所属をしておられる委員長なり委員が決定をなされることでございます。時間が足りなければ、時間延長なり、そういった問題についてはその委員会の中で決議をしていただくのが従来の筋であります。議会運営委員会で、よその委員会の審議の内容までを見通した中で議論をするということは今までにありません。したがって、その辺は議員として十分ご理解をいただき、対応をしていただきたい、このように思います。 以上です。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございます。 ほかにございませんか。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 普通、予算委員会ですと特別委員会が組まれてするのですけれども、当麻でも、この補正予算については一応市長選挙後ですので……。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 先ほど運営委員長から報告ありましたように、今議会は総務文教委員会でこの辺の審議をしていただくことに決定をしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。そのほかのことで何かございますか。 ◆10番(藤本みや子君) そしたら、延ばしてほしいということになりますと、この今期中にこれ以上は延ばせないわけでしょう。2日以後は、3日と4日は一般質問が入ってるし、延ばしたくても余裕がないので、延ばせないと思うのですけれども。
    ○議長(田中信好君) 予備日はちゃんと取っております。 田中保委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) 議員の勉強の問題もモラルの問題も、これあると思うのですが、よその町ではどうとか、あるいはこの日程に対して、時間がないからどないするんだというようなことよりも、十分に所属される委員でありますから、その中で議論をしていただく。当然、予備日もとっておりますし、休会もあるわけでございますから、そういった問題については十分全体を踏まえて議会運営委員会の中では決定をいたしておりますので、これは今後議員としてこういった所属の委員会、常任委員会等の問題については責任を持ったことをやはり議論していただく。こういうことを質問すること自身、やはり今後考えてもいただかないかんと、このように思いますので、このとおり決定いたしておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございましたら、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議会運営委員長から報告がありましたとおり、本定例会の会期は6月26日本日より7月5日までの10日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議会運営委員長報告どおり本定例会期は6月26日本日より7月5日までの10日間と決します。 続きまして、本日の日程でございますが、お手元に配付の議事日程といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 議長諸報告 ○議長(田中信好君) 諸般の報告をいたします。 監査及び現金出納の結果報告が来ておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願いたいと思います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 総務文教委員長報告(意見書第2号) ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、意見書第2号を議題とし、総務文教委員長から報告を求めます。 西里委員長。 ◆総務文教委員長(西里晴昭君) ただいま議長の許可を得ましたので、総務文教委員長報告を行います。 去る3月22日の本会議において付託を受けました意見書第2号外国人の地方参政権の確立に関する意見書について、6月20日に全委員出席のもと当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過及び結果について当委員会を代表いたしまして報告申し上げます。 当委員会に付託を受けました意見書第2号を議題とし、提出者から趣旨説明をお受けいたしました。それによりますと、日本において定住外国人の人口は140万人ぐらいで、日本の人口の1%に当たる。そのうち、約半数の70万人が韓国並びに朝鮮の国籍を持って日本に定住し、戦後の復興時において非常に大きな業績があり、経済復興をなし遂げ、他の外国と比較して異なった点があると言われている。今、日本の戦後、四、五十年前のことを考えると、日本人としては定住外国人をぞんざいに扱うわけにはいかない。逆に、現在では納税の義務も果たしているし、その上非常に大きな功績もある。 以上の観点から、定住外国人地方参政権を認められたいというご意見の趣旨であるとの説明に対し、委員から日本人が外国に定住している方々に参政権があるのかと質され、それに対し提出議員から、今現在のところで諸外国に参政権を与えている国は、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、オランダ、アイルランドの国々が合法的に3年以上在住している者に与えているとの答弁がありました。 ほかにも、委員から質疑があり、慎重に審議いたしました中で、委員から在日外国人のある2つの団体から参政権に対する全く正反対の陳情が出ていることの現状から、より慎重に審査する必要があると思われるので、継続審査とされたいとの意見があり、お諮りしたところ、意見書第2号については当委員会として継続審査とすることに決しました。 以上で、当委員会に付託を受けました議案についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属各位の補足説明をお願いをいたします。 以上。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございまので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について、委員長報告のとおり継続審査とし、総務文教委員会に付託することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第2号については継続審査とし、総務文教委員会に付託することに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 西名阪問題特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、西名阪問題特別委員長から報告を求めます。 小川委員長。 ◆西名阪問題特別委員長(小川正晴君) ただいま議長から西名阪問題特別委員長報告のお許しを得ましたので、私からご報告いたします。 去る6月18日に開催いたしました西名阪問題特別委員会の審査の経過と内容につきまして、委員会を代表してご報告申し上げます。 当委員会は、西名阪問題についてを案件とし、理事者から西名阪自動車道周辺整備の進捗状況について説明を求めました。それによりますと、本年5月31日現在、全体の事業用地面積1万5,460平方メートルに対し、買収済み面積は1万3,348.57平方メートルで、約86%の達成率です。権利者数では、92人に対し76人、約83%、建物では32戸に対し24戸、86%の達成率となっています。施工区分の用地買収済み面積率は、日本道路公団で約86%、市では100%、県で約81%の達成率となっています。なお、当委員会が本年2月21日に行った県高田土木事務所での陳情の中で、県施工として国道168号線道路改良で追加されたユニオン産業手前の交差点の右折レーン設置部分の用地買収については、今まで以上に見通しが明るくなってまいりました。また、香芝インター線の歩道橋より西側の道路改良工事も近々着工の予定であり、またインター線公団施工区域道路改良工事も一部を残して完了しました。 以上が今日までの進捗状況で、続いて西名阪道路本線の工事の予定についてでありますが、まず香芝インター天理行き本線乗り入れ加速車線を延長するための橋脚工事が8月より行われる予定であり、また西名阪道路リフレッシュ工事として松原ジャンクションより天理インターまでの全線について9月24日から10月2日までの間、午後8時から翌朝の6時まで全面通行禁止で行われます。また、香芝高架橋リフレッシュ工事が天理行き車線のみで床盤の厚増し工事をされる予定であります。なお、工事の期間及び時間帯は、9月25日から10月1日までは午後8時から翌朝の6時まで、10月2日から10月10日までは終日行われる予定であります。したがって、9月25日の朝6時から10月10日の朝6時までの16日間は香芝インター天理行き乗り入れ車線は通行禁止となります。 以上が工事関係であります。 続いて、西名阪自動車道の騒音、低周波、交通量調査について、道路公団が平成8年2月13日から2月14日にかけて24時間測定が行われ、その結果報告の説明を受けました。調査場所については、平成7年5月10日から11日にかけて市が調査をした同じ地点で調査をされました。騒音の測定結果では、まず道路直下地点では午後6時から9時の夕方までの時間帯及び午後10時から翌朝5時の夜間としての時間帯の平均値が59デシベル、午前6時から午前7時の朝としての時間帯の平均値が63デシベル、午前8時から午後5時の昼間の時間帯の平均値が62デシベルであります。また、交通量調査でも2月13日の日量で大型車が2万3,236台、小型車が4万6,464台、合計6万9,700台で、大型車の混入率は33.3%となっております。また、2月14日では大型車が2万6,247台、小型車が4万5,630台、合計7万1,877台で、大型車の混入率は36.5%となっている。 以上の報告に対して、委員から道路公団の調査結果報告の中で騒音に係る環境基準と要請限度という2種類の数字があるが、これらの関係について質され、理事者から環境基準は望ましいという数値であり、要請限度は規制基準として超えてはいけない数値であるとの答弁に対し、委員から規制基準が超えた場合は具体的にどのようにするのかと質され、理事者から地元から防音壁を高くすることやドーム式、アーチ式の防音壁にすることの要望もあり、今後公団に要望していくとの答弁がありました。 また、委員から騒音については環境基準等があるが、低周波については基準はないのかと質され、理事者からは低周波については環境基準等は定まっていないとの答弁に対し、委員から低周波について数字が出ているが、基準がないのであれば判断ができず、意味がないのではないのかと質され、理事者から低周波に関しては個人差があり、昭和55年に研究された経過もあるが、環境基準はない。しかし、過去からの数値を比較する意味で、今後も機会をとらえて測定をしていきたいとの答弁がありました。 委員から、防音壁の今後の計画について質され、理事者から具体的な計画はされていないが、高架橋のリフレッシュ工事等に防音壁の改良に耐えられるような工事をされているとの答弁がありました。 委員から、騒音や低周波の測定器の設置については、公団が取りつけないのであれば、市独自で設置する考えがあるのかと質され、理事者から市独自でやることも望ましいが、財政負担や管理問題もあり、現在は自動測定器のかわりに起因者である公団に対してこのような報告書を定期的に出すように要請しているとの答弁がありました。 委員から、周辺住民から低周波が原因と見られる苦情があるのかと質され、理事者からは低周波については当初の原告団の家屋はすべて移転されており、低周波の苦情等は受けていない。また、騒音についても苦情等はないが、防音壁の今後の改良等の要望があるとの答弁がありました。 委員から、国道168号線と香芝インター線との交差点から東側への整備について、買収も終了しており関係機関との問題等を検討していると前回の委員会で報告されたが、それ以後の状況について質され、理事者から4月9日に警察本部の交通規制課との協議で、斜め交差点の形では信号処理が難しく、また非常に危ないことから、これを作ることでインター線並びに国道に悪影響を及ぼすと指摘があり、まず本線工事に着手してから工事にかかるべきであるとの意見を聞いているとの答弁に対し、委員から本線が用地買収で前に進まないということなら、用地買収の済んでいる所だけでもやって、何らかの形をつくってほしいとの意見に対し、理事者から現在の実態を見ると一日もなおざりにできない。用地買収が交差点周辺を残して大部分が達成していることから、買収済みの地域については一日も早く事業化にもっていくことが緊急の課題であると認識している。今後、市でやらなければならない問題は市、県に要請すべき点は県に要請して、事業化に向けての取り組みをしていきたい。また、交差点から東側に向いての直線の整備問題はJR、警察関係の協議をしているが、その整備に向かっての具体的な取り組みは条件整備が必要であり、今後課題や問題点を整理した中で、その解決に向けて取り組んでいきたいとの答弁がありました。 以上で当委員会の審査内容について報告を終わりますが、私の報告漏れ等ありましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願い申し上げて、報告を終わります。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 都市計画特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、都市計画特別委員長から報告を求めます。 中川委員長。 ◆都市計画特別委員長(中川廣美君) 議長のお許しをいただきまして、都市計画特別委員長報告をいたします。 去る6月18日に開催いたしました都市計画特別委員会の審査の経緯と内容について、委員会を代表いたしましてご報告いたします。 都市計画についてを案件とし、まず所管より都市計画事業について説明を受けました。 まず、平成8年度公共下水道事業については、平成8年度の当初予算において補助事業費8億円の議決を受け、現在設計を行っている。工事箇所は、上中第2汚水幹線においては志都美の駐在所から志都美神社までの約200メートル、また香芝第1汚水幹線においては逢坂7丁目から関屋方面まで約800メートル、また香芝第2汚水幹線においては逢坂地域内において約900メートル、また下田西及び狐井方面においては350メートルの4カ所である。続いて、平成7年度に整備を行った区域は18.7ヘクタールで、この地域については4月に供用開始を進める予定である。この面積を含めた人口普及率約26%になる見込みである。 次に、中和幹線事業については平成8年度補助事業費の内示があり、今議会において中和幹線の事業費として3億円及び特定公共施設関連整備事業費で2億5,500万円の補正予算を計上している。補正予算の成立後、早急に工事を発注できるよう関係機関と設計協議を行っている。工事箇所は、引き続き高山台土地区画整理区域内及び市道5の27(北今市・関屋線)の北側を考えている。また、用地買収の進捗は、平成8年5月末で土地については約7万2,900平方メートル、進捗率は約74%で、家屋については約50軒、進捗率は約68%である。また、中和幹線へのアクセス及び国道168号線の渋滞緩和のため、県道下田・良福寺線から国道168号線沿いのパチンコ店アローまで都市計画道路奈良西幹線及び磯壁・北今市線の延長約1,350メートル区間を事業化に向けて努力している。 また、中和幹線街路事業と合わせて行う緑地、公園等の環境整備事業については、建設省住宅局の補助事業である「特定公共施設関連環境整備事業」として施行するため、現在整備計画の承認を国へ申請中である。事業内容は、整備面積4,000平方メートルで、整備場所は中和幹線と奈良西幹線との交差点西側で、緑地、公園、多目的広場等のコミュニティー施設を中心とした環境整備事業である。総事業費は14億1,000万円で、事業期間は平成13年までの6年間、国庫補助率は2分の1である。また、本年度事業費として2億5,500万円の補助内示があり、国の承認及び補正予算の成立後において測量及び用地買収に着手したい。 続きまして、街路事業の進捗状況について、まず尼寺・関屋線は平成7年に用地買収を終え、工事に着手したところであり、その工事費の繰越明許の計算書を本6月議会に提案している。工事については、原川に流入する水路のつけかえ工事が終わり、引き続き原川の仮河川の工事を進めており、その後に橋げた工事に入りたいと考えている。 また、穴虫・田尻線については用地買収面積が1,907平方メートルで、進捗率34.2%である。今年度は2,000万円の内示を受け、事務を進めている。 また、駅前広場用地は近鉄と吉田氏の境界が確定し用地買収に入れることになり、近鉄に買い取りの申し出をしているところであり、補助金の増額に努めたいと考えている。 また、近鉄下田駅地下自転車駐車場事業については、平成7年度に用地買収を終え、工事着手したところであり、その工事費の繰越明許の計算書を本6月議会に提案しており、今年度は4億7,600万円の内示を受け、事務を進めている。また、工事については掘削するために必要な杭を周囲に築造しているところであり、引き続き掘削・矩体工事に進んでいきたい。 また、磯壁・新在家線については、平成7年度に用地費の繰越明許の計算書を本6月議会に提案している。本事業は、国道168号線から市道のカーブまで340メートル間の事業を認可を受け事業を進めているところであり、用地3,785平方メートルを買収するため、平成7年度は9,000万円、本年度は臨時交付金で7,000万円の内示を受け、用地交渉に入っている。 また、二上駅周辺整備については二上・田尻線の買収済み面積は1,151.15平方メートルで、進捗率が17.2%である。今年度は2億8,200万円の内示があり、交付申請を終え、用地交渉を進めている。 また、二上駅前線は平成6年度に用地買収を終了し工事を着手したが、年度内に完了することができず繰り越しし、平成8年3月までに完了するよう努力してきたが、周辺アクセス道路の整備の問題から周辺住民の理解を得ることができず工事を休止し、説明会を持った中で整備を進めることになり、その用地確保に努めている。そうした中で、平成8年3月には完了することができず、事故繰越しの申請を国、県に行い、5月下旬にその内諾を得たところである。 以上の報告に対し、委員から下水道供用開始区域内の人口と下水道普及のための助成制度について質され、下水道供用開始区域内の人口は1万4,063人で、4,111世帯であり、この中で現在1万2,818人が下水道を利用されておる。現在、水洗化率は91%である。また、下水道普及のための助成については、家屋内の配管工事費は各戸々に負担してもらっており、工事費については30万円を限度に金融機関の融資あっせん制度がある。その制度は、融資額を2年間で元利均等償還で返済し、返済後の利子については市が助成するという制度であるとの答弁がありました。 また、委員から特定公共施設関連環境整備事業に係る用地買収は何カ年で行うのか、また用地買収価格についてはどのような考えで進めていくのか質され、用地買収については平成8年から平成10年度の3カ年をめどとしている。また、用地買収価格については基本的な土地の評価については今日までは鑑定が基本的なものであったが、今日までの香芝市の実態、また他府県でもいろんな問題があるというのも事実である。これからの用地取得に当たっては、用地にかかわっての諮問機関的なものを早急に設置し、鑑定を含めた中で透明性を拡大していくという基本的な考えで用地取得を行い、事業目的達成のためには若干の鑑定を上回る場合もあり、そうした事情も訴えながら弾力性のあるものにしたいとの答弁がありました。 また、委員から中和幹線と奈良西幹線の関連はどうなるのかと質され、奈良西幹線及び磯壁・北今市線については、中和幹線のアクセス等、また国道168号線の渋滞緩和路線という位置づけもあるので、平成14年の中和幹線の供用開始にあわせてこれからの路線も供用開始できるよう努力していきたいとの答弁がありました。 また、委員から現在ある168号線と中和幹線とのアクセスについて質され、国道168号線と中和幹線が立体交差するところに側道を設ける計画であり、国道168号線から側道を通り中和幹線を利用するという形になるとの答弁がありました。 また、委員から市の所有物件である総合公園内の敷地に残土が持ち込まれており、この問題を早急に対応し、今後厳しく管理監督していただきたいとの意見がありました。 以上、委員会の審査内容についての報告終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 1年生議員の初めての委員長報告でお聞き苦しいところが多々ありましたが、ご了承してください。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 総合福祉会館建設特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、総合福祉会館建設特別委員長から報告を求めます。 飛鳥委員長。 ◆総合福祉会館建設特別委員長(飛鳥誠市君) まず初めに、私歯医者へ行っておりますので、お聞き苦しい点がございましたら、お許しを願いたいと思います。 それでは、報告をさせていただきたいと思います。 去る6月19日に開催いたしました第14回総合福祉会館建設特別委員会の審査の経過と内容について、委員会を代表いたしましてご報告申し上げたいと思います。 当委員会は、総合福祉会館建設についてを案件として、前回から今日までの経過についてを説明を求めたのであります。それによりますと、進入道路拡幅工事については、工期より約2カ月おくれの6月5日に市道の一部及び農道部、延長約300メートル、幅員12メートルが完成した。このため、事故繰越しとして取り扱い、平成8年度に予算を繰越して執行したく、本会議に事故繰越し繰越計算書を報告する予定であるということでございます。 履行遅滞による問題については、10月24日に契約したが、地権者の農作業、またその後に立ち会い、復元の杭打ち等を行い、工事に着工した状況や工事中に田んぼへの昇降路の変更及び一部事業用地近くで土壌改良をしての路盤工事が生じる等により、1カ月の工期を変更についてはやむを得ないと思われるので、残りの約1カ月について契約書第23条の規定により損害金を求めていきたい。 また、総合福祉会館建設は、前回の委員会において基本設計に基づいて実施設計を進めることの了解を得て実施設計を完了し、現在は建築確認申請のための協議を行っている。施設概要は、建築面積3,861平米、延べ床面積7,045平米で、老人福祉、母子福祉、身体障害者福祉、デイサービス等の事業運営に必要な施設を設置する設計となっているということでございます。これに伴う平成8年度補正予算として、会館本体建築、外構及び造成工事で13億5,300万円、温泉揚湯設備工事610万円の工事請負費を計上し、あわせて平成9年度の工事請負費及び工事管理委託料分20億円の債務負担行為を設定したとの説明がありました。 これに対し、委員から総合福祉会館は前任の瀬田市長が政策の目玉として推進してきた事業で、現在は実施設計の段階まできている。今回、市長がかわり、今後は今のままで進めていくのかと質され、理事者から今日まで13回の審議過程による実施設計まで進めてきている。財政面も含め、実施設計等に対する見直しも聞くが、見直し等の結論には達していない。しかし、この施設は世代間交流の場という一つの大義名分があったが、本来の目的は福祉会館という市民の期待の施設である。今後の福祉需要に対応できるかという問題については、変更をしなければならない面が出てくると考えており、全体の見直しの問題は広く意見を聞いた中で最終的に決定するとの答弁がありました。 委員から、市長はボランティアを中心に福祉の人づくりを公約にしてきたが、福祉をどのような方策でやるのか、また総合福祉会館はどのような位置づけにするのか。総合福祉会館は33億円に下げられたが、設計は全部を見直したのではなく縮小されただけであり、それで十分機能が果たせるのか。金額的に下げるなら、シンプル的な設計も必要ではないのか。また、人がどのような利用をされるのかという大事な部分が欠けていたと思うので、それも踏まえて見直していくのか、今までの経過を踏襲していくのかと質され、理事者からハード面とソフト面の両立したものを市民へ還元することが我々の務めであるが、その中で中身の充実が極めて重要であり、その観点から見直しについてはたび重なる委員会での審議過程の継続もあり、本委員会で十分審議をしていただいて、審議過程を踏まえて考えていきたいとの答弁に対し、委員から現在まで13回、約3年間にわたって委員会を開催し、その間建設費用の問題やデザインについて一生懸命審議をしてきた。この経過並びに委員会の流れを十分考えてもらいたい。 また、委員から今までの流れを考慮に入れて、みんなが望んでいる施設が有効かつ低価でできるならば、そのことも考えてもらいたい。 また、委員から施設もソフトも大事であるが、建設後の施設運営の費用のことも十二分に踏まえた中で立派な福祉会館を建ててもらいたいとの意見がありました。 委員から、以前建設に当たり各種団体から意見を出されていたが、それらの意見や要望が総合福祉会館基本設計にどれぐらい入れられているのか、また実施設計の段階でもう1度理解を得る機会をもつのかと質され、理事者から各種団体から出された意見等については、各所管が集まり図面に取り入れた中で決定計画した。 また、実施設計はできているが、これでいくとなれば同じメンバーに参集いただき説明し理解を求めていきたいとの答弁がありました。 委員から、現在入浴サービスやデイサービスは委託している状況であるが、総合福祉会館建設により入浴サービス等は香芝市で十分間に合うようにしていくのかと質され、理事者から現在葛城管内の高田・香芝・広陵・新庄の2市2町でデイサービス事業を広域で行っているが、今後の需要等を考え福祉会館の中にデイサービスをやっていきたいとの答弁に対し、委員から何十億円をかけて総合福祉会館をつくるが、香芝のことは香芝で十分やれるという位置づけで建設するのか、プールの建設についても利用度を考え、ソフト面を市で充実してほしいと質され、理事者からデイサービスや在宅介護支援センターは福祉会館の中に充実して入れていきたいとの答弁がありました。 また、委員からデイサービスに対する補助の実態について、また総合福祉会館の建設後についても、2市2町に広域によるデイサービスを続けるのかと質され、理事者から老人のデイサービス事業については、均等割・人口割・利用者割・財政割で負担しており、補助率は国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1であり、平成8年度で香芝市では703万6,000円を負担している。また、老人福祉計画では香芝市内に3カ所とする計画もあり、福祉会館においてデイサービスをするなら市内に2カ所となるが、広域的にもう一カ所、十分なるデイサービス施設が必要である。また、デイサービスは現在週2回の利用ができるが、今後は回数をふやしていく考えもあり、市単独で行うか、広域的にもう一カ所加入するかは今後の課題として考えていきたいとの答弁がありました。 委員から、福祉5法を取り入れて立派なものを建設し、その中にプールや風呂もつくるのであるから、これを香芝市民に、お年寄りが利用してリハビリやデイサービス等に役立つよう一日も早く建築してもらい、市民に還元してもらいたい。また、社会福祉協議会のボランティアも多く、市民やお年寄りにきっちりした手当てができるように指導徹底が必要であるとの意見がありました。 以上で総合福祉会館建設特別委員会の審査内容についての報告は終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願い申し上げまして終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(田中信好君) それでは、ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 先ほど、全体的に見直しを最終的に考えるというふうなことをおっしゃってたのですけれども、前から私お願いしてたのですけど、デイサービスでの国庫補助などを使う部分を使わずに今後単独事業でするというふうなことでしたので、単独事業と各福祉5法でもらえる補助金でやる部分との予算の設定、それをどちらが得か、交付税でもらうか補助金でもらうか、どちらが得かその額を出していただきたいということで言うてたのですけれども、委員会でそういうふうな額を出してもらうように論議されたのかどうかということと、福祉5法の問題で、児童相談所等をここへ設置して、そしていじめ等の相談、ケースワーカーとかカウンセラーとか、そういうふうな方々、専門家を配置しての移動相談所、いじめ対策の児童相談所的なものを、不登校対策の問題などを設置する、そういうふうな児童相談所的なものを設置するお考えが、そういうふうな問題についても論議されたかどうかお伺いしたいのですけど。 ○議長(田中信好君) 飛鳥委員長。 ◆総合福祉会館建設特別委員長(飛鳥誠市君) それでは、報告させていただきたいと思います。 まず、最後の補助金なり交付金のそういう問題は委員会の中では審議はしておりません。 それから、デイサービス事業については今2市2町で広域的にやっているということを私が報告したとおりでございます。            (発言する者あり) それは青少年センターでしておりますので、ご理解のほどを。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 土地開発公社問題特別協議委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、土地開発公社問題特別協議委員長から報告を求めます。岸委員長お願いします。 ◆土地開発公社問題特別協議委員長(岸為治君) 議長のお許しを得まして、運営委員会で決定いただきましたとおり、土地開発公社問題特別協議委員会の審議の内容を報告させていただきます。 6月20日、委員12名の中、所用のために3人の欠席、その中で2名の方は途中で出席をしていただきまして、最終、病気治療のために1人の委員が欠席の中で行ったわけでございます。 まず初めに、この土地開発公社問題特別協議委員会といたしまして前瀬田市長当時に裁判を提起されております。この裁判の問題につきまして総務部長の方から以前2月29日、委員会を開催いたしまして以後の裁判の経緯を報告を受けたわけでございます。2月29日から平成8年4月19日までの第8回目までは裁判官が水島裁判官でありましたが、8回目からは森脇裁判官に交替されたといいますか、異動がありました。1回から7回までの原告の訴えで公序良俗の違反という点で裁判を進まれてきたわけでございますが、このときから第8回、9回目に経まして、この森脇裁判官はラウンドテーブルというような方式で双方の意見を気軽に言い合って、そして進めていきたいというような形の方法をとられました。円形のテーブルに被告、原告が双方に座って、そしてその中に裁判官の質問といいますか、疑義の中を互いに語り合えていけるというような裁判の状態であったということでございます。このことにつきましては、私もその状況を傍聴に行って聞かせていただいておるわけでございます。公序良俗の疑いがあるということで原告は申されておるけれども、その中で被告側からは言われておる点について公序良俗の違反といいますか、疑いがあるということであるけれども、開発公社の規定に従って売買をされておるというような点がきょうまでに起こされておると、また被告側もその点についてはそれを多く主張されておると、裁判官といたしましてこれからもなお審議を続けていきたいということで、当日6月21日、20日に委員会を終わっておりますが、あす第10回の裁判があるという総務部長の説明を聞いたわけでございます。 委員から、まずこの原告の一番問題としておる譲渡無効、いわゆる訴えておられる場所はどこなのかという質疑があったわけでございますが、これはニチイデパートの南東で、国道168号線の交差点の近く、道路拡張で県道下田・良福寺線で、県が買い上げた土地の代替地として公社の所有の狐井の土地を土地開発公社の規定で原価に利息と経費を掛けて売却したが、当時の価格としては安いということで、被告に有利な譲渡をしたということで問題になっておるということの説明がありました。 また、委員からこの問題は石田市長のときからの件で、当時石田市長はどのような経過で処理されたのかという質疑に対しまして、理事者から当時は公社として公共用地を先行取得して、県であっても国であっても市であっても、公共用地として売却する方法であるが、そのときの経過内容は部長は定かでないということの回答があったわけでございます。また、市においては10年も長い経過をたてば値段の価格の差もあるけれども、2年か3年の間で60万円や100万円で買ったりしておるそれらのものが一躍200万円、210万円というような短期間の中で起きた問題、いろいろな問題がある。その間、原価に利息を乗じて売るという長年の習慣で開発公社が行ってきたそういう見解の中で、急に物差しをかえるような話を出し、裁判をする。こういうことであれば、この話についてまず不正をした職員の処罰もあってしかるべきだと。 また、提起するからにおいては監査委員の監査も受けてから裁判を起こしたものと違うのかという質疑があったわけでございますが、その点につきましては前・田市長がまたこの裁判を提起するのについて、理事会に出席してはならないということはないけれども、出席をしておられたということであるが、一体何回ぐらいこの理事会に出席をされたのかという質疑があったわけでございます。瀬田市長は、当時公社にいろいろの問題が提起されておったので、何回も出席をされておる。瀬田市長は、公社という一部局のようなところに何回も出席して、しかも監事の監査もなしで裁判を提起されておられるような形になっておると、こういうことに対してどのような見解を持っておるのかという質疑に対して、市長の指導もあったが、理事会で裁判をするということを決定して、裁判をしたということに理事者の説明があったわけでございます。 なおまた、理事会の招集権は理事長にあるが、市長の管理責任は文面ででも済むはずである。何ゆえ市長が何回も出席をされたのか、その出席された記録があれば記録をはっきりとここに説明しなさいという意見があったわけでございます。理事者から、平成5年、6年、7年の3カ年で31回の理事会の開催があったが、そのうち前瀬田市長の出席は19回、欠席は12回、そのうち7年の理事会は2月、3月の理事会は出席をされておらないというような説明がありました。 続いて、委員から開発公社の理事長は西野総務部長である。その理事長が開発公社を訴えているというような状態であるのと違うかという質問があったわけでございますが、開発公社が平成7年4月3日に土地開発公社が被告2名を相手取って売買契約無効の訴えと土地の登記の抹消を訴えておるものであるというところの説明があったわけでございます。 また、部長は開発公社理事長職務代理者である。この裁判の提訴は前市長が提訴をやれと言われて、そのときの理事長としてはそれをとめることができなかったのかという質疑があったわけでございますが、市長は指揮命令権を持っておられる、そういうことなので、やむなく裁判を起こしたということになったということについて説明を求められたわけでございます。前市長の指揮命令は従うということで、全くそのとおりというわけではないが、やむを得ず聞かなければならなかったというような状態であるということを説明を受けたわけでございます。 次に、公社には議会として100億円なり120億円の予算を認めて、公社に信頼をした議会としては考え方をしておるにもかかわらず、いかにも我々から見て議会としては現在の公社のあり方について疑問を感ずるということの質問があったわけでございます。理事者としては、いろいろの問題のあることは十分わかっておるが、ニチイの関係をまず焦点として裁判を起こされたということであって、今後もこの開発公社の問題については、新しく当選された先山新市長と協議をして開発公社の問題を進めてまいりたいということであったわけでございます。 次に、開発公社の土地の管理はどのようにしておるのかという質疑があったわけでございますが、このことにつきましては理事者の答弁で平成5年4月からは管理が総務課に移っておると、また事業用地、それらの関係する土地についてはおのおのの所管で管理をされておるということの説明がありました。なお、選挙中に開発公社の秘密書類というようなものが堂々と配布されたという件について、これらについてはどのような考え方をし、今どう思っておるのかという質疑が出されたわけでございますが、この辺につきましては答弁はきょうまで、開発公社の経過というものにつきましては前瀬田市長はいろいろと職員に対して資料を提出を求められてきた。それらを提出、求められたらそれに応じてきたものであって、その提出したものを資料として作成されたものが選挙中に配布されたということであって、甚だ遺憾に思っておりますということであったわけでございます。ただし、そうしたことが今後も、これからもあってはならないではないか。職員は守秘義務があるけれども、市長にはそういう守秘義務がないのかということを質されたわけでございますが、答弁といたしまして市長には守秘義務というようなものは明確にはうたわれてないと。けれども、市長はそれなりに市民の福祉と市の発展を考えた中で守らなければのことは守らなければならない。そういうことを逸脱してやった場合には、解職請求が出たり、あるいはまた選挙においてそれらの決定をされるだろうということで、特に守秘義務というものを守らなければならないというものはない。職員は、時によれば懲戒処分等々もあり、それなりの処分があるけれども、市長にはそういうことで、定められた法的守秘義務はないということの説明があったわけでございます。 しかし、最終的にそれでは開発公社としていろいろの守秘文書が漏れたり、またいろいろの問題を残されていくようなこういうことであれば、今後議会としては100億円、120億円という予算を認めていくことができない。しかとした運営をしてもらわなければ困る。市長の指揮命令を仰いで、ただ開発公社というものの名ばかりになっておるような状態についてはどう考えるかという質疑があったわけでございますが、この点については今後は十分以前のことを反省して、そして今後開発公社の健全な運営を図っていきたい。また、新しい市長とともによく話し合って進めてまいりたい。このようなことの二度と起こらないように注意してまいりたいという反省の答弁といいますか、おわびの言葉が委員会にあったわけでございます。 またしかし、前々から言われているこの守秘義務等々、あるいはそれらにつきましては、今ここで聞いただけでは終わっておかない。今後も、本議会等々とでもこれらの守秘義務、あるいは開発公社の問題についてはいろいろと質疑をし、また質してまいりたいという議員の意見があったわけでございます。この開発公社特別委員会といたしましては、いろいろの問題が残されておりますので、ここで結論づけて議員がすべて納得した、了解しましたというような形ではございませんが、この委員会といたしましては裁判の続けられておる限りにおいてはこの協議会は存続させなければならないということで終わっております。 以上が6月20日に行われました開発公社特別協議委員会の報告でございます。私の報告漏れ等々がたくさんあると思いますが、足らないところは補足説明をお願いいたしたいということをもって、私の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございました。 ただいま委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) いろいろご報告いただきましたのですけれども、土地開発公社問題での特別委員会で、今後こういうふうないろんな市民が疑問に思っておられる点とか、いろいろ論議されていると思うのですけれども、この問題について今後公表を、真相について公表等どのようにしていかれるのか、守秘義務等おっしゃってましたけれども、土地開発公社としてはどういうふうに市民に対して報告を持っていかれるのか、どのように論議されているのでしょうか。そこらの点、お伺いしたいのです。 ○議長(田中信好君) 岸委員長。 ◆土地開発公社問題特別協議委員長(岸為治君) 具体的にどういうことですか。藤本議員にお尋ねしたいのです。また、私から言いますけれども、まず1点は一般行政の中ででも守秘義務というものはあると、しかし開発公社には議会でさえもこれらの関係については深く立ち入らないということで、先ほども報告の中にしましたように、100億円、120億円という予算をお任せしてやっていただいておると。そういうことなので、その中にあっても守秘義務が守られておらなかったということから問題が起きたと、だから一般公開ということになりますとどのような点を公開する、しないということを尋ねられておるのか、これをもう一遍お尋ねいたします。 ○議長(田中信好君) 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) これまでの真相の経過等どういうふうにしたかというような市民報告が必要じゃないかと思う。それと、簿価でニチイの代替地にした問題にしても、簿価で買ってるとか、そういうふうな報告等をやはりやられるのかどうか、そういうふうな論議を、その論議がされてるかどうか。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 開発公社のつくられたそういう意義というものをご理解をいただいてご質問をいただきたいと、基本的に。そういうことで、公開質問の問題はわかるのですけれども、事は開発公社のことでございますので、その辺をご理解いただきたいと思います。そういうことで、ご理解をいただきたいと思います。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 以上で特別委員長報告を終わります。 暫時昼食のため休憩いたします。            午後0時03分 休憩            午後2時10分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程9 市長施政方針 ○議長(田中信好君) 本日の日程に従いまして、市長の施政方針をお受けいたします。 先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) ただいま議長のお許しをいただきまして、施政方針を申し上げたいと思います。 本日ここに平成8年第4回の定例市議会の開会に当たり、平成8年度一般会計補正予算を初め、諸議案14件を提出させていただきました。そこで、ご審議をお願いするに当たりまして、私の施政方針と行政の一端を申し述べさせていただきます。 朝来にもごあいさつの中で申し上げましたように、私は去る5月19日執行されました市長選挙におきまして、議員各位初め、市民の皆さん方のご理解と力強いご支援をいただき、市長に就任することになりました。市政を担当する者といたしまして、その責務の重大性を改めて痛感し、身の引き締まる思いでございます。今後の市政運営につきましては、市議会を初め市民の皆さん方のご協力を得ながら誠心誠意研さん努力を重ねまして、魅力あるまち、活力のあるまち、強くて優しいまちを基本理念としまして、「行政は最大のサービス産業」である、これを念頭にし、市政の発展に努めてまいる所存でございます。 さて、今日の社会情勢に目を向けてまいりますと、高齢化社会の到来を初め、国際化、情報化、ソフト化等加速的に進む中で、さまざまな分野での構造的な変化が醸成されつつあります。とりわけ、社会の成熟化とともに、市民の意識や志向は物の豊かさのみならず、心の潤い、ゆとりのある生活を求め、高度化、多様化しております。こうした社会環境の変化を敏感にとらえ、適切に対応していかねばならないと考えております。このような時の流れを十分見きわめながら、将来の展望に立って郷土香芝のまちづくりを進めることがこれからの行政を預かる者の使命であると、気持ちを新たにいたしております。私は、本市の持つ特性を生かしながら、21世紀へ向けてその基盤づくりを着実に進めてまいりたいと考えておりまして、当面する行政課題を初め、施策の遂行に当たりましては、緊急性、効果性等を重視し、財源の重点的、効率的な配分に努め、健全財政を堅持しつつ、複雑多様化する市民のニーズに応えてまいりたいと考えております。さらに、まちづくりは市民と行政の信頼と協調の上に築かれるものでありますから、「対話と協調」をモットーに取り組んでまいりたいと考えております。 このような思いの中にありまして、市制施行後5年目を迎えた現在、市制後の充実を図らなければならない今の時期は、香芝のまちづくりを推進していく上で大変重要な時期であると認識をいたしております。そのためにも市としてふさわしい条件整備を図るべく、各駅前の整備を初め、幹線道路や生活道路、上下水道の都市基盤の整備、農業や商工業の振興などの生産基盤の整備、さらには高齢化社会に向けた福祉施設の充実並びにソフト面での福祉ボランティアの育成や、人間性豊かな児童・生徒を育む教育環境の整備の充実、また緑豊かな自然環境の中でくつろげるような総合公園や、清々しい汗を流していただくためのスポーツ公園の整備、そして市としての機能を備えるためにも医療施設や警察署の誘致につきましても積極的に考えていかなければならないと思っております。このような各行政分野の諸施策につきましては計画的に推進してまいるとともに、あすの香芝を見据えた施策の展開も必要ではないかと考えております。しかしながら、これらの事業をなし遂げていくためには、議員各位のお力添えを初め市民の皆さん方のご協力が不可欠であり、皆様方のご理解を得た中で市政を推進してまいりたいと考えております。 さて、平成8年度の一般会計当初予算については、骨格予算での編成となっておりましたが、今般当初予算に対しまして肉付けをした補正予算を提案させていただいております。 主な内容といたしましては、将来を勘案した普通建設事業が中心となっておりまして、総合福祉会館の新設事業14億6,900万円、市道新設改良事業として3億2,783万5,000円、中和幹線街路事業といたしまして4億4,907万円、尼寺・関屋線街路事業等の都市計画街路事業3億712万5,000円、消防団の消防ポンプ車購入事業といたしまして2,472万円、五位堂小学校プールの改築工事といたしまして1億3,010万円、香芝東中学校大規模改造事業3,900万円、中央公民館の下水道切替工事1,590万円等で30億4,318万8,000円、その他のソフト事業といたしましては市勢要覧企画編集事業、地域文化ハイビジョン製作事業、老人ホームヘルパーの増員事業、障害者実態調査事業、ごみの減量化対策事業、肺がん検診事業、商工振興助成事業、災害用備蓄品購入事業、総合防災訓練事業、尼寺廃寺出土品の保存処理事業、市指定文化財保存事業を含めまして、一般会計の補正予算総額は31億1,825万円でございます。 また、特別会計では香芝市国民健康保険特別会計におきましては、被保険者の健康予防の一環といたしまして、人間ドック制度の創設を盛り込み、273万5,000円の増額。香芝市下水道特別会計におきましては、国庫補助枠の拡大によりまして3億3,800万円の増額。香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計におきましては、事業終えんに向けまして残工事等で1億3,500万円の増額とさせていただいております。 以上の一般会計及び特別会計補正予算の総額といたしまして、35億9,398万5,000円を提案させていただいております。この結果、平成8年度の香芝市一般会計予算総額は181億2,825万円といたしました。 補正後の歳出全体に占める性質別経費の構成比につきましては、人件費、扶助費、公債費等の義務的経費は38.6%、消費的経費は10.9%、建設事業費等の投資的経費は34.8%、その他の経費は15.7%となっています。 以上の一般会計予算のほかに各特別会計予算の総額は85億2,023万5,000円で、前年度予算総額79億7,860万円に比べまして、6.8%の増となっています。 また、企業会計予算は27億1,022万円で、前年度に比べまして20.6%の増となっており、これら7会計の全予算総額は293億5,870万5,000円で、前年度当初予算に比べまして9億452万5,000円、3%の減といたしました。 次に、都市基盤整備でございますが、今日まで本市の都市基盤整備に鋭意努力してまいっておりますが、選挙期間中、新聞紙上でもインフラ、基盤の整備の遅れが大きく取りざたされ、その責任の一端を職員ともども痛感いたしておるところでございます。 さて、平成8年度の中和幹線外の街路事業は、5路線11億400万円の内示を受けまして、下準備を進めているところでございます。それによる補正を本議会に計上させていただいておりますので、よろしくお願いを申し上げます。近鉄下田駅前地下自転車駐車場及び尼寺・関屋線の工事につきましては鋭意進めているところでございまして、また磯壁・新在家線につきましては説明会も終えまして、用地交渉に取り組んでいるところでございます。二上駅前線についてでありますが、本議会に報告させていただいております和解は、周辺生活道路の整備、国庫補助事業期限切れに伴う工事完成であり、その土地所有者の方々にご理解を得るよう鋭意努力を重ねているところでございますが、いまだにご理解を得るところまで至っておらないのが状況でございます。ぜひご協力をいただけるよう努力する覚悟でございます。周辺住民の方々にはご不便をおかけし大変申しわけなく思っております。しかし、今の状態は安全性の上からも問題であり、早急に話し合う機会を持ちまして、一日も早く事業が完了するよう努めてまいりたいと考えております。他の街路事業につきましても、継続して早期完成を目指していく考えでございます。 続きまして、中和幹線事業並びに特定公共施設関連環境整備事業につきましては、本年度の補助事業費の内示がありましたので、本議会におきまして補正予算を計上いたしておりますので、よろしくお願いをいたします。現在、中和幹線の工事について早急に発注できるように、関係機関と協議を行っております。用地買収につきましても鋭意努力を重ね、中和幹線の完成に向かって努力をしていく所存でございます。また、中和幹線のアクセス並びに国道168号線の渋滞緩和策のために、県道下田・良福寺線から国道168号線までの都市計画道路奈良西幹線及び磯壁・北今市線の延長1,350メーター区間につきまして事業化を図るため、前向きに取り組んでいく考えでございます。 なお、中和幹線街路事業とあわせて行います緑地・公園等の環境整備につきましては、建設省の住宅局の補助事業であり、「特定公共施設関連環境整備事業」として施行するため現在整備計画の承認を国へ申請中であり、事業内容は整備面積約4,000平方メートル、事業費約14億2,000万円で、6年間の事業期間を考えております。事業場所は、中和幹線と奈良西幹線との交差点西側で、緑地、公園、広場等のコミュニティー施設を中心とした環境整備事業であります。本年度事業費として2億5,500万円の補助内示があり、測量及び用地買収を行う予定でございます。 次に、駅前周辺整備の推進でございますが、五位堂駅前北土地区画整理事業につきましてでございますが、今年度中の工事完了を目指しまして鋭意取り組んでいるところであり、あわせて換地処分の準備作業も進めていく所存でございます。また、未施行地区の事業化につきましても、関係権利者と十分協議をした中で、早期事業化に向けまして積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 道路の整備についてでございますが、西名阪周辺整備事業につきましては、国道168号線の改良事業を含め早期完成に向けまして、用地買収に鋭意努力をしてまいりたいと考えております。 また、国道165号線高田バイパス建設事業の残事業につきましては、早期完成に向けて努力を重ねているところでございます。 次に、県関連事業の県道香芝・太子線につきましては、用地買収済みの箇所より工事が進められており、残りの用地買収につきましても鋭意努力をしているところでございます。 続いて、河川事業につきましては、葛下川、すがる川及び原川の改修計画を進めてまいりたいと考えております。また、竹田川の改修事業は近鉄大阪線の橋梁部から、上流の五月ケ丘までの間におきまして、間もなく工事完了の予定であり、五月ケ丘の上流につきましても、8年度工事として一部着工の予定でございます。 次に、本市事業の準用河川杉橋川及び尼寺川の改修工事につきましては、早期完成に向けて鋭意努力を重ねているところでございます。 また、市が行う道路新設改良や道路維持並びに河川改修や維持につきましては、住民の日常生活を支え、地域の活性化を図る上で必要不可欠なものでございまして、各自治会から要望等を検討しつつ、計画的に実施し、快適な生活環境と秩序あるまちづくりを進めていく所存でございます。 次に、ため池整備事業につきましては、小規模ため池改修として五位堂の長池及び土地改良適正化事業として穴虫の新池の改修事業を予定いたしており、国費等の事業枠の見通しがそれぞれつきましたので、地元との協議に入っております。 次に、公園、緑地の整備、緑化の推進でございます。現在、経済社会の進展とともに環境の破壊の反省から、人が暮らしやすい住環境づくりが叫ばれております。香芝市においても、昭和40年代から住宅開発により人口が増加し、その受け皿づくりに奔走し、後追い行政を余儀なくされているのが現状でございます。開発と自然環境の保全、これは人間が居住することについての永遠のテーマでもありますが、要はこの2つの概念のバランスが重要であると存じます。今、本市は開発から環境保全への曲がり角に差しかかっており、開発すべき箇所は開発し、守るべき自然は保全し、市内の緑化を推進すると、こういう方向性が求められています。市のアンケートを見ましても、70%以上の方々が緑と新鮮な空気を求めて香芝市に転居されてきております。私たちは、今あらゆるまちづくりのプロセスにおいて緑化を推進し、ふだんの生活の中で憩いを感じることができる環境をつくり出していくことが必要であると思います。その実践が豊かな生活を実感できることにつながっていくものと考えております。自然は放置しておいては保護することはできません。自然保護の積極的な姿勢と適切な整備があってこそ、次の世代に残すことができるものであります。それはとりもなおさず公園の整備等が代表例と挙げられることができます。現在、各市町村で憩いの広場や公園づくりが行われていますが、本市においては拠点と言える公園はなく、土地区画整理地、旧村周辺の開発地にあるのみでございます。中でも拠点と言える公園については、第一義的に推進すべきであり、広い芝生の上で日光を浴びながら昼食をとれるだけでも、十分緑を満喫できるものであります。あえていろいろな造作を駆使する必要もないと思いますが、スポーツ公園、古墳を利用した歴史公園、香芝の森、昆虫生息の森などいろいろな想定が考えられますが、これらの機能を有するものと複合施設とすれば相乗効果は大きいものと考えます。 本市の西部には金剛生駒国定公園が広がり、自然公園法及び環境庁の指針により、建物建築が規制されております。しかし、そのまま放置しておいては、市民が身近に自然に触れることはできず、宝の持ちぐされとなります。ここに行政の手を加え、保全整備がなされれば市民の憩いの場となり、また新たな観光地ともなり、地方活性化の一助となる可能性が十分にあります。とりもなおさず屯鶴峯がその対象となっております。 屯鶴峯は、現在都市計画決定分の総合公園の整備については進捗を見ない状況にありますが、これらの市の財産を何らかの方法により整備し、市民に開放すべきと考えております。 このように総合公園、国定公園地域を視野に入れた中で、財源との調整、組織の見直しを行い、香芝市民の憩いの場としての拠点公園を考えてまいりたいと存じます。今後におきましては、いろいろな手法を研究し、開発とバランスのとれた緑多きまちづくりを推進したいと考えております。 また、一般公園の整備につきましては、都市における緑とオープンスペースは良好な居住環境の形成及び地域住民のレクリエーションの場でもあり、緑豊かな景観づくり、快適で安全に利用いただけるよう地域の要望、意見などを参考にし、市民に親しまれる公園づくりに努めてまいりたいと存じます。 また、美化運動の推進につきましては、平成8年度香芝市花いっぱい運動推進地区育成事業補助金交付要綱施行による美化推進地区の選定、モデル地区の活動、花ボランティア活動を通じまして、市民の美化意識の向上にも努めてまいりたいと考えております。 次に、新用途地域制度の施行につきまして、平成4年6月に用途地域制度を定める都市計画法及び建築基準法の一部が改正され、本市では6種類から8種類に細分化することになり、平成8年4月1日から適用することになります。 次に、社会福祉の推進でございます。総合的な福祉活動の拠点とすべき(仮称)総合福祉会館建設につきましては、第13回総合福祉会館建設特別委員会において基本設計に基づき実施設計を進めることの了解をいただきまして、実施設計は完了いたしております。設計概要といたしまして、建築面積3,861平方メートルで、延べ面積といたしまして7,045平方メートルで、老人福祉、母子福祉、心身障害者福祉、デイサービス等の事業運営に必要な施設を設置する設計になっております。また、進入道路拡幅工事につきましては、市道一部及び農道工事が6月5日に完了いたしました。今後におきまして、建設に向け一層の努力を傾注する所存でございますので、議員各位のご協力をお願いをいたします。 次に、子育て支援対策につきましては、国や地方公共団体を初め、企業、職場、地域社会をも含めた社会全体で取り組むべき課題であります。国におきましては、21世紀の少子社会に対応するためエンゼルプランを策定し、社会全体の子育てに対する気運を醸成するとともに、子育て自身が健やかに育っていける地域、子育て支援施策を総合的、計画的に推進することとしています。本市といたしましても、こうした状況を踏まえまして子供自身が健やかに育っていける地域、子育てに喜びや楽しみを持ち、安心して子供たちを生み、育てることができる子育て支援地域を形成していくことが必要であることから、乳幼児の健全な発育を促すための相談など、子育て家庭に対する育児相談を市立各保育所で子育てにかかる情報の提供等を行う地域育児相談事業を、平成8年10月から実施してまいりたいと考えております。 次に、本市の65歳以上の高齢者人口は毎年増加している中で、高齢者福祉サービスの最も重要とされる在宅サービスの充実をさらに進めるために、本年度もホームヘルパーを増員してその量的拡充とあわせて質的向上を図れるよう計画し、地域や家庭で安心して豊かな生活を送ることができる環境づくりの整備を進めているところでございます。 また、障害者の社会的自立を促進するため、地域でともに生活し、社会参加を促進するため、障害者福祉を総合的に充実させるための努力をしてまいりたいと考えております。 なお、将来の高齢化時代を地域で支え、また障害者を支えるため、地域住民がお互いに助け合う社会づくりのため、自主的ボランティアの育成に努め、福祉のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。 次に、国民健康保険事業についてでございますが、医療保険を取り巻く状況は、近年の社会経済情勢の変化や人口の高齢化の進展の中で、加入者の高齢化、低所得者世帯の増加、保険料負担の地域格差など、さまざまな構造的な問題を抱えており、また医療ニーズの多様化の中で医療費が増加するなど、国保財政は年々厳しいものになっています。このような中におきまして、国保事業のより健全な運営の確保を図るため、一層の行政努力を傾注してまいる所存でございます。 なお、保健事業の一環といたしまして、本市国民健康被保険者の疾病の早期発見、早期治療の促進及び成人病の予防等、健康の保持増進を図るために、人間ドック検診助成要綱を制定いたしまして、受診に要する費用の一部を助成いたしたく本議会に補正予算を提案させていただいておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、保健衛生につきましては、年々老齢人口が増え少産の傾向にある当市においては、高齢化社会の到来は避けられない問題であり、市民が健康で心豊かな生涯を送るためには一人一人に適切で心の通う保健福祉サービスの提供が必要でございます。保健センターでは住民の健康水準の向上のため、各種健康診査を行い、疾病の早期発見に努め、早期治療へとつなげるとともに、健康知識の普及及び健康指導をもって、生活習慣改善と健康づくりの推進に努めてまいりたいと思っております。 また、肺がんを早期に発見し、早期に治療に結びつけることにより、医療費の削減と市民の健康保持増進に努めるべく、肺がん検診の導入を本議会にお願いをいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、上水道事業につきましては、水は私たちの生活水として、また地域産業の振興及び医療用水等、一日として欠かすことのできないものであります。このため、公営企業として、低廉にして安全な水の安定給水は水道事業に課せられた職務であることを認識いたしておるところでございます。このことから、近年異常気象等により渇水が常態化しつつあることを憂慮し、大滝ダムの早期完成について、上級関係機関に積極的に働きかけてまいる所存でございます。 また、配水施設整備事業につきましては、引き続き老朽管の改良事業を年次計画に従い実施し、平成12年をめどに石綿セメント管をなくしたいと考えております。 一方、市街化区域内で給水困難な地域への配水計画につきましては、財政事情の許せる範囲で、今年度より年次計画をもって施設整備に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、下水道事業についてでありますが、住民の生活水準が向上し、真の豊かさを実感できる生活環境の整備に対する要望が強く、その整備に向かって全力で取り組んでまいりたいと考えております。平成8年度の公共下水道工事につきましては、現在工事発注の準備を進めているところでございますが、平成7年度中に面整備を行いました区域18.7ヘクタールは、7月初旬に供用開始を考えております。本議会におきまして補助、単独事業の増額補正を計上させていただいておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、防災体制の確立でございます。風水害、地震、火事等の災害から尊い人命と貴重な財産を守ることは行政の責務であり、特に予防体制、応急体制の確立が重要な要素を持っております。今後においても、地域の連帯と自発的な防災意識の高揚に努め、安全で快適なまちづくりを今後一層推進してまいりたいと考えております。 特に、阪神・淡路大震災による貴重な教訓をむだにすることないように、今までの災害への対応に加えまして、地震等の突発的な災害にも対応することのできる防災計画の見直しを急がなければならないと考えております。このため、本年度は市域の詳細アセスメントを行いまして、避難所計画を策定し、防災カルテを作成した中で、地域ごとの防災上の問題点を明らかにして、有効な防災体制の行える計画をいたしたいと存じております。 また、災害対策用の備蓄品についても計画的にその充実を図るとともに、一方、保存、賞味期限の問題から、備蓄をなるべく最少限度にとどめるために、他の市町村との災害時の物資相互応援協定によりまして、締結すべく現在大阪府の交野市と三重県の名張市と協議を重ね、諸準備を進めているところでございます。また、香芝市商工会との物資調達の協定を締結すべく検討も行っているところでございます。 また、防災予防体制の確立を図るためには、地域の方々の連携と自発的な防災意識の高揚を図ることも不可欠であります。本年8月30日には、高山台の特定土地区画整理事業組合のご協力のもとで当該事業地をお借りいたしまして、奈良県、香芝市共催の奈良県防災総合訓練が予定されております。今後はこれらを機会に市の防災訓練についても何らかの形で実施し、市民の防災意識の高揚を図りたいと考えております。市民と行政が一体となった防災意識の高揚があって初めて、質の高い防災体制が確立できるものと判断いたしております。本市が安心して暮らせるまちにするためには、ご理解とご協力をよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 次に、学校教育の充実でございます。近年、学校教育では教育内容の充実、質の改善を目指しまして、目覚ましい教育界の拡充、発展を遂げてまいっておりましたが、21世紀の社会をにらんだ個性重視の教育を基盤としております。その反面、解決していかねばならない課題も多くあります。これらは、自ら学ぶ意欲や社会の変化には主体的に対応できる能力の育成と、基礎、基本の指導の徹底、個人を生かす教育の充実という、学習指導要領の実施に基づく一貫した方針でもあります。 本市の学校教育におきましても、子供のよさや可能性を生かし、自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの能力の育成を達成するという新しい学力観に立った教育を積極的に展開することが必要だと考えます。 まず、学校教育におきましては、学校教育の中核をなす教職員の資質であります。専門職としての教育に必要な専門的知識や指導技術を持ち、幅広い識見や教養を身につけ、不断の努力と研さんを深めていただき、資質の向上に努めていただくことが大切であります。 近年、社会問題となっています小・中学校におけるいじめや登校拒否などの問題では、その要因が複雑で、予防や解決のためには共感的な理解に基づくカウンセリングが重要な教育課題として取り組んでいかなければならないと考えております。 次に、教育施設の整備でございますが、(仮称)香芝北中学校でございますが、香芝中学校のマンモス化解消並びに志都美校区、また旭ケ丘校区の生徒の通学安全の確保のため、懸案の問題となっております新設中学校建設に向けて取り組んでいく計画でございます。このため、できるだけ早い時期に候補地の選定を行いまして、用地買収等の作業に入るよう鋭意努力を重ね、早期着工、早期開校を目指していく所存でございます。 また、教育環境並びに教育施設の整備につきましては、年次的に大規模改造事業を進めているところでございますが、本年度は香芝東中学校のLL教室の改修事業、さらには五位堂小学校のプール改修事業、そして三和小学校本館の大規模改修の設計委託業務を行っていく計画をしており、補正予算に計上させていただいておりますので、何とぞよろしくお願いをいたします。 次に、社会教育の充実でございますが、近年所得水準の向上や自由時間の拡大、また高齢化の進展に伴って、人々の学習意欲は、学習自体に生きがいを見出すなど、非常に高まってきております。また、科学技術の高度化、情報化、国際化の進展により、絶えず新たな知識や技術を修得する必要が生じていることなど、各分野において生涯学習への関心が高まりつつあります。 こうした社会の変化に対応して、ますます多様化し高度化する住民の学習ニーズに柔軟、迅速、的確にこたえていき、学習者に対して生涯のいつでも自由に学習機会を選択し、学ぶことのできる適切な学習の場を提供するために、学習活動の機会を創意、改善する必要があると考えております。住民の幅広い学習活動を支える基盤的な役割を担っている公民館や図書館、博物館などの社会教育施設が、より活発な活動が展開するよう、学校と社会教育施設が連携、協力を図りつつ、効果的に利用しながら、学習の場や活動など、両者の要素を部分的に重ね合わせ、一体となって取り組む学習融合の理念に立った事業を展開し、生涯学習を総合的に推進してまいりたいと考えております。 次に、青少年の健全育成につきましては、子供たちは社会全体で育まれていくものであり、健やかな成長は学校、家庭、地域社会での教育が十分に連携し、相互補完しつつ一体となって営まれることが重要だと考えております。学校、家庭、地域社会の連携と、これらにおける教育がバランスよく行われるよう、特に家庭や地域社会の教育の充実を図り、社会の幅広い教育機能の活用、また活性化に努めてまいりたいと考えております。 次に、女性施策の推進でございます。女性問題、特に男女の性差別につきましては、長い封建社会の中で培われてきたものが民主主義社会の現在まで残っているものです。このテーマは人々の意識に深くかかわる問題であり、長期的視野に立った国、地方レベルでの政策展開が不可欠であると考えております。 昭和50年以降、国際婦人年を契機として、我が国におきましても女性施策についての推進計画が打ち出され、法制整備も逐次進められたところでございます。しかし、戦後50年経過した現在においても、なお封建社会の考え方があらゆる社会事象において根絶されずにあらわれているのが実情でございます。 特に、近年の女性の社会への進出は21世紀へ向けての日本の社会、経済のあり方を模索する大きな課題ともなっているところでございます。女性が社会において個性と能力を発揮できる社会環境整備がいまだ十分でなく、教育、労働、福祉、健康等の各分野の課題について、総合的な行政施策を推進する必要があります。日本が国際社会において一人前になろうとすれば、これらの課題を克服しなければ到底文化国家として肩を並べることはできないと思われます。県においては、昭和60年代に入り、行動計画等の本格的な取り組みが行われ、本市においても社会教育面では幾多の成果を見たところでございますが、総合的な取り組みではなく、いわば狭義の女性施策であるということができます。 近年、社会の各分野における女性の活躍には目を見張るものがございます。男女同権、男女雇用機会均等法が運用されておる中においても、まだまだ女性が社会で活躍しやすい状況になく、各自治体等においても女性施策に取り組む積極的な姿勢を見せているところであります。 女性施策の推進については、国、県において行動計画等に位置づけされ、その推進が図られているところでございます。県内の自治体におきましても、女性施策担当の窓口を設置し、施策の取り組みを推進しております。本市におきましては、女性関係の窓口といたしましては、教育委員会の社会教育課に設置しておりますが、社会教育面すなわち生涯学習、婦人学級、講演会等により女性の意識改革や生き方をテーマに推進されてまいりました。しかし、これら女性問題は社会、教育、労働、健康、福祉等の各分野にわたっており、県における昭和50年代からの担当課の設置、計画の策定、全庁的な対応組織の確立等に見られるように、推進体制が施策展開に大きな要因となっております。 女性問題は特に人々の意識にかかわる問題であり、また行政施策の多岐にわたることから、総合的に推進する必要があり、今後総合的に所管する専属窓口の設置について検討する必要があると考えております。しかし、本市は現在市制後のなすべき事業が山積いたしておりまして、今後組織、機構の見直しの中で、他の事業とのバランスを考慮しつつ措置したいと考えております。 次に、地域文化の創造。文化は私たちの生活環境で目にするすべての行動様式であり、その地方の顔でもあります。それぞれのまちは古代から現代まで培ってきた文化があり、地域の特性の中で私たちは暮らしています。私たちの香芝においても文化的要素は多く秘められており、今、文化に視点を置いたまちづくりが求められております。 文化は単に芸術のみならず、歴史、建築、生活様式など、あらゆる分野にわたっております。これら文化に根差したまちづくりは、市民の地域への思いと理解から生まれ、やがて新しい地域文化として進展していくものと考えております。 物質的豊かさから精神的豊かさを求められている現在、豊かな心と快適で潤いのあるまちづくりを進める必要があります。この精神的豊かさの実感は、とりもなおさず文化の香り高いまちづくりを推し進めることであり、市民の生活の中で身近に感じられるものでなければならないと考えます。すなわち、香芝という地域性を重視した地域の歴史、文化などの郷土理解が不可欠な要素であり、教育性よりもできるだけ多くの市民が参画できる機会を創造し、まちへの愛着や誇りを育みながら、まちづくりの独自性を醸成する事業を展開したいと考えております。 一例を挙げれば、地域の歴史に視点を置くと、本市の地域は古代の葛城豪族の支配地の北方に想定されており、史跡も多く点在していることから、これらの史跡や旧街道を整備し、市民のだれもが憩える施設を設置すべきと考えております。また、先日新聞報道でもご承知のように、尼寺廃寺の遺跡から我が国最大規模の五重の塔の遺跡が発見されました。これらの貴重な財産をまちづくりの手法として何らかの形で取り入れなければ、魅力あるまちづくりはできないと思われます。 また、行政では行うことのできない事業は、財団法人文化振興財団を効果的に活用することにより、市民の参加を得た中で幅広い文化活動を展開いたしたいと考えてもおります。市内には多くの文化活動を希望する方がおられ、日々の生活の中で精神的充実と豊かさを感じられる文化行政の推進が、現在においては不可欠であると言えます。 また、本市は昨年度に歴史街道推進協議会に参画しており、古代ルートに位置づけられ、これらも文化的要素を備えたまちづくりの一つの手法として考えられます。これは歴史的な建造物、遺跡を整備して、すなわち散策道で結び、歴史、文化を内外に広めていくことに主眼を置いた施策であります。補助金等の金銭的なメリットはありませんが、コマーシャル効果が大きく、少ない経費で市の紹介を内外に行うことができ、歴史街道計画を推し進めることがステイタスシンボルともなり得ると考えております。 市内には古代の街道や史跡が幾つか残っており、これらを利用した中で遊歩道のような形に整備して、市民憩いの散策道としたいと考えております。 次に、行政改革の推進でございます。平成6年10月に行政改革の推進について県より指導があり、行政改革推進本部を設置のもとに行政改革大綱を作成する必要が生じました。現在、組織をつくり、大綱制定へ向けての基礎作業を推進している状況でございます。 今回の改革は、国は地方分権を進める地方の自主性、自立性を強化する方向で改革を進めるが、そのかわり地方公共団体は自ら行財政の効率化、事務事業の見直しについて努力を傾注せよという意味合いがございます。簡素で効率的な行政システムの確立には、地方公共団体が自主的、主体的に行政運営全体にわたる総点検を行い、明確な指針のもとに、地方行政の抜本的な改革を推し進めることが急務であるということでございます。これらの趣旨から、本市におきましても、行政改革を推進せんがため、行政改革推進本部を設置し、下部組織といたしまして、各部から選抜された課長級による専門部会を設置して、行政改革大綱案の作成に向けて努力いたしております。 従前の行政改革については経常経費の節減、組織の統廃合を中心として展開されてまいりましたが、今回の行政改革の推進は、本市が市制施行を果たし、市制の充実を期すべき努力を傾注すべき時期にあります。あらゆる行政分野で市として、9市に追いつく努力する必要があり、通常の行政改革の論理では到底目標を達成することはできません。そういう意味では今回は市政の充実と、国、県の新しい施策に対応でき得る体制づくりへ視点を置いた改革内容に重点を置くべきと考えております。ご理解をいただきますようお願いを申し上げます。 以上、申し上げましたが、市政運営に対する基本方針と当面する主要な施策でございますが、昨今の社会経済情勢は景気回復の兆しが見え始めたと言われるものの、不透明な部分もあり、楽観は許されない厳しい状況が続くものと思われます。 一方、国では景気浮揚の内需拡大を図るために所得税減税や公共投資の拡大などを景気に配慮した施策が推進されておりますが、地方財政を取り巻く環境は依然として厳しいものが予想されます。 しかしながら、このような状況下にありましても、市政の停滞は許されず、山積する行政課題に対しまして、これまで私の行政経験を生かしながら、市民の皆さん方の負託にこたえていく市政を築き上げていくために、私を初め全職員の英知と不断の努力を結集し、着実に一歩一歩市政を前進させていきたいと思っております。 どうか今後の市政運営につきましては、議員各位のご理解と一層のご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、私の施政方針といたします。長のご清聴ありがとうございました。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程10 議案一括上程 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして議案の一括上程をいたします。 事務局から議案の目次朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 報第2号和解勧告の応諾の専決処分の報告について、報第3号平成7年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、報第4号平成7年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について、報第5号平成7年度香芝市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について、報第6号平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計事故繰越し繰越計算書の報告について、報第7号平成7年度香芝市水道事業会計建設改良費繰越し繰越計算書の報告について、議第21号香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについて、議第22号香芝市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正することについて、議第23号香芝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについて、議第24号香芝市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正することについて、議第25号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第1号)について、議第26号平成8年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、議第27号平成8年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、議第28号平成8年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について。 以上。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程11 報第3号 △日程12 報第4号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、お諮りいたします。 報第3号、報第4号、一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、報第3号、報第4号を一括議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 報第3号平成7年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。 平成7年度香芝市一般会計予算の繰越明許費は別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第146条第2項の規定により報告する。平成8年6月26日報告、香芝市長先山昭夫。 報第4号平成7年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。 平成7年度香芝市下水道事業特別会計予算の繰越明許費は別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第146条第2項の規定により報告する。平成8年6月26日報告、香芝市長先山昭夫。 以上。 ○議長(田中信好君) 理事者から議案の説明を求めます。 はい、市長。 ◎市長(先山昭夫君) 報第3号平成7年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本案は繰越明許費として平成8年3月議会に議決をいただきました各事業について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 内容は、土木費の河川費におきまして尼寺川河川改修事業として1億円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は9,915万円となりました。 次いで、準用河川杉橋川改修事業といたしまして9,020万円の議決をいただきましたが、同額を翌年度へ繰り越しさせていただきました。 また、都市計画費におきまして、中和幹線街路事業として1億8,500万円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は1億8,470万円となりました。 次ぎに、尼寺・関屋線街路事業として1億3,600万円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は1億3,500万4,000円となりました。 次に、磯壁・新在家線街路事業として8,800万円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は8,760万円となりました。 次に、近鉄下田駅前の地下自転車駐車場整備事業として2億2,800万円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は2億2,700万4,000円となりました。 次に、中和幹線街路促進事業として1億1,700万円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は1億1,550万円となりました。 なお、翌年度繰越額の財源としては国庫支出金、地方債及び一般財源となっております。 以上のとおり報告させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、報第4号平成7年度香芝市下水道事業特別会計繰越明許費の繰越計算書の報告でございます。 本案は、公共下水道管渠築造工事の繰越明細費として6,500万円の議決をいただきましたが、実質翌年度へ繰り越す額は同額となりました。この財源といたしましては、国庫支出金で3,250万円、地方債で3,250万円となっております。なお、工事完了予定は平成8年7月末の予定にされております。 以上のとおり報告させていただきますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。 はい、藤本議員。 ◆10番(藤本みや子君) 報3号、報4号でほとんど予算が執行できていないんですけれども、現在の市長が計画したわけではないんですけれども、やはり計画段階に問題があったのかどうか、それとある程度の工事はできているのかどうか、その点どのようになっているのか、わかっている範囲で、部長がいらっしゃることやし、教えていただけたらと思いますけど。 ○議長(田中信好君) はい、ただいまの質疑に対して、堀川都市整備部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) ただいまのご質問でございますけれども、都市計画街路事業につきましては、あくまで補正によります国庫補助、追加補助によります補助でございまして、これにつきましてはあくまで二次補助ということで翌年度に繰り越したものでございます。 現在の進捗状況につきまして上から追ってご説明申し上げたいと思います。 まず、中和幹線の街路事業、逢坂でございますけれども、これにつきましては高架橋の設計でございまして、現在その設計業務に委託をいたして進めておるところでございます。予定といたしましては、8年10月31日に完了する予定になっております。この中和幹線の設計事業につきましては3工区に割って発注をしておるところでございます。 次に、尼寺・関屋線街路事業でございますけれども、現在準備工の段階から橋台工へ入った段階でございます。これにつきましては、出来高で15%でございまして、工期は8年12月20日となっております。 次に、磯壁・新在家線の街路事業でございますけれども、これにつきましてはすべて用地買収費でございまして、現在3地権者に鋭意買収に努力しておるところでございます。一日も早く買収を済ませたいと考えておるところでございます。 次に、下田駅前地下自転車駐車場整備工事でございますが、現在掘削のための矢板工をやっておるところでございまして、出来高におきましては18%でございます。工期につきましては9年3月25日までとなっております。 次に、高山台の中和幹線街路促進事業でございますが、これにつきましては歩道橋でございまして、現在歩道橋につきましては鉄骨のために工場製作にということで事業を進めておるところでございます。工期につきましては平成8年12月31日となっておりまして、現在の進捗は30%でございます。 以上でございます。 ○議長(田中信好君) はい、竹嶋産業建設部長。 ◎産業建設部長(竹嶋将君) 河川費の中の尼寺川、さらに杉橋川についてご説明申し上げます。 まず、尼寺川につきましてはご承知いただいておりますレインボータウンの周辺で浸水が起こって、平成5年にありました、それを改修すべく事業といたしまして1工区、2工区を分けて改修計画を立てました。ところが、ご承知いただいておりますように、人家が建ち並んでおりまして、それの工事用道路としての用地が用地確保に手間取ったのと、また白鳳台自治会等からの意見書等がございまして、それらの調整でおくれてまいったわけです。そういったことから平成7年度におきましては上流部をと思っておりましたが、下流部から工事に切りかえて現在着手しておるところでございます。現在、約50%ほど進んでおります。8月末日ぐらいに完成へ向けて事業を行っております。 さらに、準用河川につきましては、12月議会におきまして議会の議決をいただきました件でございますが、移転にいたしましても工期が短く、それらに伴う水道管等の切り回し工事が終わっておりますが、その後におきましての3カ年計画ということで、現在その事業を行うための用地、借地等の事務的な事業を行っておるわけでございます。雨期が済み次第、JRに着手されるように努力してまいりたいとかように思っております。 ○議長(田中信好君) はい、ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございましたら質疑を打ち切ります。 報第3号、報第4号については、ご了承おき願いたいと思います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程13 提案理由説明 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、理事者から提出議案の提案理由説明を求めます。 市長。 ◎市長(先山昭夫君) 報第2号和解勧告の応諾の専決処分の報告について提案理由の説明を申し上げてまいりたいと思います。 本案は、平成6年11月4日付平成6年第331号土地所有権移転登記抹消登記請求事件として、原告から訴訟代理人弁護士より提訴があり、これを受けて本市顧問弁護士に依頼し、以来10回に及ぶ口頭弁論を繰り返してまいりましたが、担当裁判官より和解勧告があり、原告と被告双方が話し合いを行い合意に達したものでございます。つきましては、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により報告しその承認を求めるものでございます。慎重ご審議の上、原案にご承認賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 次に、報第5号平成7年度香芝市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告でございます。 本案は、地方自治法第220条第3項ただし書きの規定により事故繰り越しをいたしましたので、同法施行令第150条第3項の規定により報告するものでございます。 民生費におきまして総合福祉会館新設費といたしまして、総合福祉会館進入路整備工事を支出負担行為額9,852万3,000円で執行いたしましたが、工事の遅延等により平成7年度内に執行できなかった同額を翌年度へ繰り越すもので、その財源は地方債で4,560万円、一般財源で5,292万3,000円であります。 次に、土木費におきまして街路促進事業費として二上駅前線街路工事を支出負担行為額2億1,743万3,000円で執行いたしましたが、工事の遅延により平成7年度内に執行できなかった8,392万3,000円を翌年度へ繰り越すもので、その財源は国庫支出金で2,200万円、一般財源で6,192万3,000円であります。 以上のとおり報告させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、報第6号平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計事故繰越し繰越計算書の報告でございます。 本案は、土地区画整理事業費として五位堂駅前北土地区画整理事業を支出負担行為額4,547万4,600円で執行してきましたが、移転交渉の遅延等により平成7年度に執行できなかった1,400万円を翌年度へ繰り越すもので、その財源は一般財源で1,400万円でございます。 以上のとおり報告させていただきますので、よろしくお願いをいたします。 次いで、報第7号平成7年度香芝市水道事業会計建設改良費繰越し繰越計算書の報告でございます。 本案は、建設改良費として配水管整備工事を3,051万5,810円で執行してきましたが、168号線道路改築工事の遅延等によりまして平成7年度に執行できなかった同額を翌年度へ繰り越すものでございます。 以上のとおり報告させていただきますので、よろしくお願いをいたします。 次に、議第21号香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することでございます。 本案は、地方公務員災害補償法施行規則の一部を改正する法律が平成7年4月21日に公布されまして、これにより省令が平成8年4月1日から施行されたことを受けまして、介護補償の対象となる障害を定めた別表が新たに設けられたことにより、これを適用してまいります本条例の一部改正をお願いするものでございます。慎重ご審議の上、原案に可決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 次に、議第22号香芝市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部を改正することについて。 本条例は、平成6年10月1日より施行しておりますが、その後平成8年4月1日より新用途地域への指定替えが行われたことにより、改正後の建築基準法及び同法施行令が適用されており、五位堂駅前北地区計画においては建築物の用途の制限において改正前の建築基準法及び同法施行令から文言を引用しているため、条例とその前提となる地区計画との相違点の整合性を図るため、本条例の一部改正をお願いするものでございます。慎重ご審議の上、原案に可決賜りますようお願いいたします。 次に、議第23号香芝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについて。 本案は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部が改正されたことに伴いまして、本条例の一部改正をお願いするものでございます。 改正の内容につきましては、介護補償の創設、補償基準額の改善、遺族補償年金を受けることができる子供たちの適用要件の緩和、葬祭費用の引き上げ、年金補償の支給期日の改善でございます。なお、改正後の条例は平成8年4月1日から施行し、これらの措置は平成8年4月1日以降に支給すべき理由の生じた損害補償並びに同日前に支給すべき理由の生じた傷病補償年金、障害補償年金及び遺族補償年金で、同日以降の期間について支給すべきものに適用するものでございます。慎重ご審議をいただきまして、原案に可決賜りますようお願いを申し上げます。 次に、議第24号香芝市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正することでございます。 本案は、非常勤消防団員の処遇改善を図るため、消防団員等公務災害補償等共済基金施行令の一部が改正されたことに伴いまして、本条例の一部の改正をお願いするものでございます。 改正の内容は、非常勤消防団員退職報償金の最高額を132万円から133万5,000円に引き上げるとともに、団員から団長までの各階級について別表のとおり平均1.79%を引き上げるものでございまして、平成8年4月1日以降に退職した非常勤消防団員について適用するものでございます。慎重ご審議の上、原案に可決賜りますようお願いをいたします。 次に、議第25号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第1号)についてでございますが、平成8年度一般会計予算につきましては、当初骨格予算での編成とさせていただきましたので、このたび肉付け予算として補正をお願いするものでございます。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ31億1,825万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ181億2,825万円とするものでございます。 主な補正の内容といたしましては、民生費では総合福祉会館新設費において会館建設工事費等で14億6,900万円、土木費では道路新設改良費におきまして市道新設用地及び工事費で3億2,783万5,000円、土地区画整理費において旭ヶ丘及び高山台特定区画整理事業負担金で7,837万5,000円、街路事業費におきまして、尼寺・関屋線街路事業等都市計画事業で7億5,619万5,000円、街路促進事業費におきましては、中和幹線街路促進事業費で1億3,000万円、土地所有権移転登記抹消登記事件にかかわる和解金で2,200万円、災害対策費において災害用備蓄品購入事業及び総合訓練事業費で2,957万円、教育費では五位堂小学校プール改築事業費におきまして1億3,010万円、香芝東中学校大規模改造事業費におきましては3,900万円など補正でございます。これらの財源につきましては国庫支出金、県支出金、財産収入、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入、市債の増額に求めております。 次に、第2条の債務負担行為の補正につきましては、総合福祉会館新設事業において建設工事等の期間を平成9年度に限度額を20億円、三和小学校大規模改造事業において設計委託料等の期間を平成9年度に限度額を2,000万円に、香芝市土地開発公社の債務保証限度額を120億円にそれぞれ変更をお願いするものでございます。 次に、第3条の地方債補正につきましては、総合福祉会館新設事業外10の事業の限度額の変更をお願いするものでございます。慎重ご審議いただきまして、原案に可決賜りますようよろしくお願いをいたします。 次に、議第26号平成8年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ273万5,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ28億2,273万5,000円とするものでございます。 補正の内容といたしましては、人間ドック検診助成に伴う保健事業費の委託料等で273万5,000円を補正するものでございまして、その財源につきましては繰越金に求めております。慎重ご審議の上、原案に可決賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 次に、議第27号平成8年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億3,800万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億6,100万円とするものでございます。 主な補正の内容は、公共下水道事業費における補助幹線管渠推進並びに面的整備の単独事業を促進いたしたく、設計委託料で3,500万円、工事請負費で2億9,000万円、地下埋設物移転等補償費で1,300万円を補正するものでございます。これらの財源につきましては、国庫補助金、市債、一般会計繰入金、前年度繰越金を見込んでおります。 また、第2条の地方債では、公共下水道事業債として借入限度額を6億150万円に変更するものでございます。慎重ご審議いただきまして、原案に可決賜りますようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 次に、議第28号平成8年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,500万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億2,850万円とするものでございます。 補正の内容は、本年度の工事費及び委託料等でございまして、その財源につきましては保留地処分金、一般会計繰入金等に求めております。慎重ご審議の上、原案可決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程14 総括質疑 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、これより総括質疑に入ります。 なお、各委員会に付託を予定いたしております議案につきましては、所属委員会の各議員の質疑はできるだけご遠慮願います。 それでは、総務文教委員会に付託を予定いたしております報第5号、議第21号、議第23号から議第25号について、総括質疑をお受けいたします。 はい、奥山議員。 ◆9番(奥山博康君) 議第25号について、総括質疑をさせていただきます。 これは25号につきましては、朝からも説明ありましたように実質の肉付け予算であるというところで、市長の施政方針とこの実質上の肉付け予算の補正予算ですね、これとの整合性をどのように考えられておるかということが、まず一つ。 その中で、ここ何年かは2年ほどですけれども、予算は補正予算出る、執行がなかなかできないというのが今までだった。その理由として三役不在ということがよく言われてました。この補正予算の執行に当たって三役と人事異動も含めてどのように考えられておられるのか、これが2点目。 3点目が、この肉付け予算について、入であれば自主財源の獲得の努力をどの辺に置いておるのか、出の場合は節約ということも当然私は毎回毎回言っておるんですけども、考えなければいけない、実施しなければいけないところが、この肉付け予算で出の節約はどの辺で出ておるのか、もしなかったら考え方を教えていただければと、この3点だけお願いいたします。 ○議長(田中信好君) はい、ただいまの質問に対して総務部長、答弁。 ◎総務部長(西野武弘君) 失礼いたします。3点にわたりましていただきましたご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、1点目の施政方針と肉付け予算の整合性の問題でございます。 これにつきましては、補正予算、いわゆる今回の場合肉付け予算ということで政策的な予算を計上させていただいたものでございまして、これらにつきましては継続の建設事業関係、また新規としてソフト面での補正予算関係等入れさせていただいております。ただ、市長が就任いたしまして間もなくの期間しかございません中で、市長の施政方針の中で言われております内容等すべて入っているということの内容にはなっておりません。市長の施政方針の中での内容につきましては、今後の市政推進の中で予算措置等実現できる段階で計上させていただくというような考え方でございます。 2点目の分につきましては、人事問題でございますので、また市長の方からお答えをしていただくということでお願いをしたいと思います。 それから、3点目の方の歳入、あるいはまた歳出でのいわゆる財源確保の問題でお尋ねをいただいておりますが、これらにつきまして今回の補正予算31億円を計上しております中で、大きな財源としては国庫支出金、それと一般財源でございます基金からの繰入金等を財源として予算を編成をさせていただいております。また、歳出の中での執行の考え方につきましては、効果的な支出ということで節するべきは節した中で、最少必要の金額の中で効果が上がるようにということでの執行に努めていきたいと、このように考えております。 以上、失礼いたします。 ○議長(田中信好君) 2点目の三役について、市長、答弁。 ◎市長(先山昭夫君) 2点目につきまして、人事案件でございます。 まず、三役人事と職員人事の考え方につきまして質されておるわけでございます。助役、収入役、教育長の不在が大変長期化してまいっておりまして、市の行政の推進に、また運営に大きな影響を与えておるということも否めない事実であろうかとこのように思います。また、一方では市民のサービスや市民の皆さん方にもご迷惑をおかけいたしておるということも考えられることを重々認識をいたしております。私自身もこれらの点につきましては就任直後から真剣に取り組んでおりまして、本来でございますとこの6月議会にご提案を申し上げまして、皆さん方のご承認を賜ることが本意であろうかと思うわけでございますが、ご承知のように就任後まだ20日余りを経過したところでございます。現在のところ少し慎重に考えておるところでございまして、意が固まり次第、当議会の方にご提案を申し上げまして、皆さん方にお願いを申し上げてまいりたいとこのように思っております。できるだけ早い時期に選任をしてまいりたい、ご提案をしてまいりたいと、こんな考えでおります。 また、一方では職員の人事につきましては、現段階の考えといたしましては、私も新たな覚悟で市政を担当するわけでございます。考え方によりますと、職員におきましてもそうした認識に立っていただきまして、私とともどもに原点に戻った香芝市づくりのためにやっていただくためにも、人事異動というものは早晩考えてまいりたいと、かように思っております。 以上でございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(田中信好君) はい、奥山議員。 ◆9番(奥山博康君) これは総務文教委員会でまた細部にわたって詰めていただけるとは思うのですけれども、特に予算の考え方で総務部長の方から入で国庫支出金、そして基金というようなことで、まあ言えば入の方をふやしていくというような答えは私はまさかもらえるとは思っていなかった。基金を取り崩して予算で使うというようなことは、私とすればこれはいざとなったときに使うための基金であるから、私の入の努力はどないするかということは、自主財源を今後計画的に今年度はどれだけ税金をたくさん完璧にいただける努力をしているんですかというようなことを言っているわけなんですね。この予算に対して言うてるわけだから。その辺はまた、もう答弁は結構です。また、総務文教委員会できっちりほかの委員さんが詰めてくれはると思いますので。 それと、あと市長の答弁の中で三役、そして人事異動も含めた中で、今考え方は言っていただきました。とにかく、三役がおらないからこの予算が執行できないとか、人がいてないからできないとかというような理由で、また不用額が残るようなことであると、また住民福祉にも大きく影響するということで私言わせていただいておるので、極力三役、そして人事異動も含めた中で、この予算がスムーズに執行できるように要望だけして、あとは総務文教委員会の方にお任せいたしたいと、かように思います。 ○議長(田中信好君) はい、わかりました。財源的な問題についてはまた委員会で十分審議をしていただくということで。 そういうことで、答弁はよろしいですか。 はい、ほかにございませんか。 はい、岸君。 ◆20番(岸為治君) まず、債務負担行為の補正についてお尋ねしておきたいのですが、100億円から120億円に限度額を債務負担行為をふやしたいのだということですが、前々からも開発公社でしかとやっていただきながら、朝来の委員長報告の中でもこれら開発公社の今後の進め方ということについて慎重にということを申し添えたわけでございますが、この20億円につきましては、開発公社として今後どのように、もはやどこかを買っていかなきゃならないというようなこともあっての債務負担行為のここに補正を求められておるのか、それらを少し説明をいただきたいと、かように思うわけでございます。 ○議長(田中信好君) はい、ただいまのご質問に対して、西野総務部長、答弁。 ◎総務部長(西野武弘君) 失礼いたします。一般会計補正予算(第1号)の第2表、債務負担行為の変更のところでございますが、香芝市土地開発公社に対する債務保証が20億円の補正が出ている、その使い道ということでのお尋ねだと思うわけでございます。開発公社につきましてはいろいろと開発公社自身の運営体制の見直し等も含めて問題があるというように、いろいろと今ご指摘もいただいている中でございますが、この20億円の増額をお願いしたいということにつきましては、実は新設北中学校の建設にかかわっての分でございます。北中学校の建設はぜひとも推進をしていかなければならないといった中で、現在候補地等確定をするに至っておりません。また、予算計上するに至りましても国庫補助等のめどもつかない中での状況でございます。今後につきまして、国庫補助対象等現在努力をしていただき、平成9年度に向けての予算獲得に尽力をいただくわけでございますが、これらの建設をしていくということの中で予算措置といたしましては、一般会計での予算措置は大変難しい状況にございます。開発公社の方で平成8年度中にも用地獲得のめどがつければ、公共用地の先行取得ということで、北中学校の用地取得に充当をさせていただきたいということで、限度額の引き上げをお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) はい、ほかにございませんか。 田中保君。 ◆18番(田中保君) 総務委員会でさらに慎重に審査をしていただくわけでありますが、31億円の補正を提案しておられるわけであります。この中で議第25号、これは補正予算でありますが、2,200万円、これは専決を報2号に関連のある部分であるかもわかりませんが、和解勧告の専決処分は行ったけれども、2,200万円が補償補てん及び賠償金と、こういうことで計上をいたされているわけであります。本来、専決をされるのであれば、これいい悪いは別として、専決するに値する状況、こういった明確な理由があるはずであります。しかし、この2,200万円は専決がされていない。和解については当然予算が伴うわけであります。したがって、先ほどの提案理由の中でなぜこのような2,200万円の財源が予算化をされているのかわからないわけであります。 それと今後の行政に対してやはり市民の税金を使うわけでありますから、行政が公正かつ公平でなければならないわけであります。さらに、この財源を認めることによって今後スムーズに行財政が推進をする、やはりこのことがなくてはならないというふうに思うわけでありますけれども、こういった点についてこの補正予算を提案するに当たってどのようなお考えで提案をされているのか。 それから、3つ目でありますが、この金額について、この報2号を読ませていただく限りでは4名の方々に2,200万円、本来用地買収をされる場合平米とか坪単価によって何ぼ何ぼと、こういうふうに買収されるのが普通だと思うのです。一軒家について何ぼの買収というようなこんな根拠のないような買収はないわけでありますけれども、この中で見てみますと、4,000万円で買収された方も、1億2,000万円で買収された方も、あるいは借地権を有する方も含めて、これはどうかわかりませんが、私の判断では一軒家に550万円を捻出されるのではないか。で、この辺の根拠について明確に答えてもいただきたい。今、現在専決をされた前市長はこの場におられないわけで、堀川部長には非常に気の毒やなあと思いつつも、やはりこれ大事な問題でありますから、こういった点について答えられる範囲の中でやはり議会の中で明確にしていただきたい、このように思うわけであります。これらを提案されるに当たって、一方和解という大義名分の中で専決処分をされた、これは専決処分は専決処分の方法でありますから、予算が伴う、これは明確にわかっているわけであります。にもかかわらず、議会に全くそれらが相談をされていない。一方的なこういった専決処分は政治的な背景があったのかという誤解さえ議員の中にあるわけであります。これは大変な問題であります。市財政に悪影響を及ぼす、さらに考えようによれば和解の専決はしたけれども、これを認める議会、後々いろんな悪影響がこれによって生じた場合は議会の責任になりはしないか、こういった問題も提案されるに当たってどうであったのか、これは今・田市長おられませんので、明確に聞けないかもわからんけれども、やはり補正予算として予算計上をされる場合にはその辺の明確な根拠が伴わなければならないわけであります。したがって、こういった問題について、私は4点にわたってお尋ねをいたしました。わかる限りお答えをいただきたい、このように思います。 ○議長(田中信好君) 田中保議員に申し上げます。総括質疑でございますので、細かい点はただいまご提案になった部分、十分に審議を委員会でしていただくと、こういうことで、専決処分の基本的な考え方ということでとどめていただいて、あとは委員会で十分審議をやっていただくということでご理解いただけますか。 はい、それでは堀川部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) ただいまご質問いただきました二上駅前線の工事に関する和解についてでございますけれども、先ほど市長の施政方針でもございましたように、これはあくまで工事を我々といたしましては国庫補助期限の3月を控えまして、これを何とか完成させなければならんという使命もございまして、それとこの工事につきましては住民の方々からの要望でもございますアクセス道路の整備もあったわけでございまして、これらを含めた中で和解させていただいたわけでございますが、なぜ専決したのかということでございますけれども、この現在国庫補助の期限を延ばすに当たりましては事故繰りでございまして、この事故繰りに当たりましては国の主計局でございます大蔵省とも協議をしなければ相ならんわけでございまして、ようやく事故繰りの話がまとまりましたのが3月28日であったわけでございます。正式に回答をいただきましたのは5月20日であるわけであります。こういうことから、裁判がちょうど4月25日に10回目の証人尋問があるわけでございまして、それゆえにご説明申し上げておりますように、裁判所の方から和解勧告の話もございまして、先ほど申しましたように何とか工事を完了させなければ、このまま放置することによって地域住民の方に非常なご迷惑をかけるということから、和解勧告で時間的にそういう協議の結果が非常におくれたということから、専決処分をせざるを得なくなったということでございます。で、和解金についてなぜ今の専決処分せずに今出してきたんやということでございますけれども、これにつきましては和解の中で7月15日が支払いと相なっておるわけでございまして、6月議会も間に合うということから、これにつきましては今の補正に和解金として計上させていただいたわけでございます。で、先ほど出ておりました政治的な配慮、こういうものは一切ないわけでございまして、あくまで工事せんがための施策で市としての考え方でございますので、ご理解をいただきたいと思うわけでございます。 ○議長(田中信好君) はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) 今の堀川部長の答弁を聞いておりまして、確かに事故繰り越しであってこういった事業を早急に推進をしたい、そういう努力については私は堀川部長なりの努力は評価をしたいと。しかし、だからといって専決処分で今聞いておりますともう全く理解ができない。これは瀬田市長が専決処分した問題でありますから、堀川部長は補佐的に言うてるかもわからんけども、これは理解できないわけですね。予算を伴うのに専決処分をした、で、予算は6月議会でお願いしたい、大蔵省がおくれたらこれらの問題に対しては大変やと言うたから。大蔵省が専決処分せよと言うたのですか、大蔵省が。そして、当然当時の瀬田市長は4年も務めておられるわけでありますから、議会の法的な見地も理解をされているわけであります。そうでしょ。国庫補助事業を行うために、当然議会に承認を求めなければならないものを勝手に専決をすると、これは独善ですよ。これは明確になってないですね。本来ならば、いとまがない場合、これはいろいろあるわけです。これは議長、先ほどおっしゃったんで具体的なことは所管委員会の方にお任せするとして、今の答弁を聞いていれば努力は認めます。しかし、理解ができない。これ議会なかっても同じことですね、今のままやったら。やりたい放題にやるぞ、こういうような今日までの行政が混乱を起こした原因であります。いとまがないことないがな。5月20日に内示もろうた。当然議会の中で議決を求められる時期なんですよ。そんな災害で議会を招集するようないとまがなかって専決をしたというような常識的に判断をできるような、これ代物じゃないですよ。お金の捻出した根拠も全くむちゃくちゃや。答えられていない。それは堀川部長答えられへんかもわからん。市長がやらはったやつやからな、先山違いますよ、瀬田。そんな1反買うた人も100坪の人も同じように補償金出しておる。で、私は根拠聞いた。根拠わからない。56万円で皆さんがお話をなさった、それがなぜいけないんですか。この辺の答えもろうてないです。だから、こういった問題については所管委員会の中で十分議論をされると、こういう議長から運営上理解せえとこういうことでありますから、理解はいたしますが、やはり専決処分をするというときにはやはり議会、これは議決機関をどのような立場でどう行政を進めていくかという根幹がなかったらこうなるんです。今の説明では私は理解できないですよ。こういった問題も十分我々が理解、私が理解できるような、そういうようなひとつ委員長報告をいただければ、皆さんと一緒にご理解もいたしますけれども、そのことを強く申し上げておきまして、ひとつ慎重にこの辺も審査をしていただきたい。しかし、何遍も言います、堀川部長の行政努力に対してはこれは一定の評価をいたしておきます。 以上です。 ○議長(田中信好君) ただいまの質疑に対しましては、委員会で十分審査をしていただくということでご理解をいただきたいと思います。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございましたら、質疑を打ち切ります。 続いて、建設経済委員会に付託を予定しております報第2号、報第6号、議第22号、議第27号、議第28号について総括質疑をお受けいたします。 はい、川村議員。 ◆8番(川村治君) 今補正予算のことで田中委員長からいろいろ質問がありましたけれども、まず私はお聞きしたいのはこの和解ということに……。 ○議長(田中信好君) 議何号。 ◆8番(川村治君) 報第2号についてです。 ○議長(田中信好君) 報第2号。はい。 ◆8番(川村治君) 関連性があるんでね、私の質問も半分余りは終わってるのですけども、この和解の条件、以前に地方自治法の第96条第12項、これにはっきりうたってあるのは地方自治体が和解をするときには議会の承認を得なければならないと、こううたってます。ご承知だと思いますけども。これをなくして和解にそのまま入られたのか、あるいは議長にこういうことになりますよというふうな話をされたのか、その辺をお伺いしたい。 ○議長(田中信好君) はい、堀川都市整備部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) ただいまのご質問であるわけでございますが、その件につきましては議会の議決を得なければならんということは承知しておるわけでございまして、しかしながらいとまがない、これは我々の判断に相なるわけでございますけれども、そういうことに基づいて専決を処分させていただいたわけでございます。議長さんには非常に話がおくれて済いませんということで一部始終話はさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(田中信好君) はい、川村議員。 ◆8番(川村治君) 今の議長に一部始終話されたというのはいつのことですか。私言ってるのは和解に入るまでにこの承認を得なさいということが書いてあるんだから、あなたが今おっしゃったのは和解ができてから違いますか。その辺答弁してください。
    ○議長(田中信好君) はい、堀川都市整備部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) 和解を進めている段階でございました。 ○議長(田中信好君) 川村議員に申し上げます。私が堀川部長から報告を受けたのは、5月22日だったと思います。 はい、川村議員。 ◆8番(川村治君) 今、議長から5月22日だと、で私が漏れ聞いているのは、和解の成立は4月24日か25日でしょ。後先逆じゃないですか。全然この地方自治法のこの法律なんか無視してやっているじゃないですか。それやったら、これ議会要りませんよ。それは横暴というものです。その辺の責任もう一度答弁してください。 ○議長(田中信好君) はい、堀川都市整備部長。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) 確かに和解に当たっては議長さんへのこの内容についての説明がおくれた点につきましては今もって反省をしておるわけでございまして、今後このようなことのないよう心がけていきたいと、かように思うところでございます。 ○議長(田中信好君) はい、川村議員。 ◆8番(川村治君) それでは最後にしておきますけど、今私が議長に何日かと聞いたら結局後だったでしょうが。でたらめ言うのもほどがあるというわけですよ。正直に我々言ってほしいんですわ。そういうふうな物の考え方をするから物事が議会の上を飛び越して済ましてしまうわけでしょ。それで、どういう責任をとるかということを私まだちょっと答弁聞いてない。それだけ聞いて私質問を終わります。 ○議長(田中信好君) 川村議員に申し上げます。産業建設委員会で専決についての審議は十分やっていただきたいと思いますので、きょうは総括でございますのでひとつご理解をいただきたいと思います。 ほかにございませんか。 はい、藪善男君。藪議員は建設委員会ですね。 ◆7番(藪善男君) 議事進行。 ○議長(田中信好君) 議事進行ですか。 はい、どうぞ、議事進行。藪議員。 ◆7番(藪善男君) 私この専決処分につきましては、大変これ議会としても、所管としても大変重大な問題であろうという観点から、我々建設経済委員会がこの問題を取り上げ、建設委員長報告で皆様に十分なご理解を得られるかどうかということ、私大変心配をしておるもので、この点についてやはり議会として結果をどう出すんだと、その結果によって今後に影響する問題が大だと思います。この和解勧告に対しての。ということは、先ほど来も川村委員長の方から質疑をされておった。その内容的に我々が考えておりましても、建設経済委員会の内部の気持ちというものは全然理解もされないままに和解をされた、これが現況でございますので、建設経済委員会としても大変な問題だと、その点を十分私はお諮りをいただいて、議会としてどうするのか、一所管だけでは問題であるかなと私は考えますので、その点議長の方でお諮りをいただきたい。 ○議長(田中信好君) ただいまの藪議員の議事進行でございます。委員会でどのような結果かわからないということでございますけれども、最終日本会議で議会全体の採決をとっていただきますので、そのときに意思表示をしていただけるものと思っております。そのようにご理解をいただきたいと思います。 ほかにございませんか。 はい、岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 議第28号について、この不動産売払収入ということで、五位堂駅の区画整理の恐らくこれはもう区画整理も終結でございますので、保留地の処分でないかと思うのですが、この処分の方法は、保留地の処分の方法はどんな方法で処分されようとしておるのか、あるいは保留地は恐らく私は以前から保留地というものは駅前においては少ないのだと聞いておったわけですけども、何平米ぐらいを処分せられるのか、全部しようとされておるのか、保留地全部を。この辺を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(田中信好君) はい、ただいまの質疑に対して、堀川都市整備部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) 岸議員のご質問でございますけれども、五位堂駅前区画整理事業につきましては、終結を迎えておりまして、保留地処分1億1,300万円計上させていただいておるわけでございまして、この保留地処分につきましては現在のところ3カ所あるわけでございますが、2カ所の分を計上させていただいておるわけでございます。その売り払い方法につきましては、区画整理審議会等のご意見を拝聴した中でその方法については決めていきたいと、かように考えておるところでございます。 ○議長(田中信好君) はい。 ◆20番(岸為治君) 坪どれくらいか教えてください。保留地の平米数。 ○議長(田中信好君) 場所。細かい点等。 ◆20番(岸為治君) 平米数だけでよろしい。 ○議長(田中信好君) 平米数だけわかれば。 はい、堀川都市整備部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) 170坪でございます。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 はい、長谷川翠君。 ◆4番(長谷川翠君) 私は総務文教の委員に所属しておりますので、今回補正予算の中で先ほどの専決処分の財源としての部分を審議しなければならない委員の一人であるというふうに思っております。重ねて確認をしたいと思っておりますけれども、この専決処分をされた分、一度法律的効果が発生しているものでありますので、この効果は無効にならないというふうに理解をしております。そうなりますと、補正予算の中でこれが、仮に承認をされないとなりましたときに、その財源を確保する専決に値する案が出てないんですけれども、この辺議会が否決をしたから、削除したからということで、じゃあこの法律効果の責任はだれがとるのかということだけ、お願いをしたいと思います。 ○議長(田中信好君) 長谷川翠議員に申し上げます。長谷川翠議員、総務委員会に所属をしていただいておりますので、もちろんこの問題、委員会で出てまいりますので、今の総括にはちょっと差し控えていただきたいと。もちろん建設にもあるのですけれども、絡んで総務文教委員会で十分審議をしていただきます。 はい、堀川部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) お答えいたします。非常に申し上げにくいわけでございますけれども、和解は成立しております。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございましたら、質疑を打ち切ります。 続いて、民生水道委員会に付託を予定しております報第7号、議第26号について、総括質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程15 委員会付託 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、委員会付託を行います。 報第5号、議第21号、議第23号から議第25号については総務文教委員会に、報第7号、議第26号については民生水道委員会に、報第2号、報第6号、議第22号、議第27号、議第28号については建設経済委員会にそれぞれ付託することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、それぞれ各委員会に付託することに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程16 決議第2号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、決議第2号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 決議第2号けん銃追放に関する決議(案)。 上記の議案を香芝市会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年6月26日提出。提出者、香芝市議会議員田中保。賛成者、香芝市議会議員岸為治、西里晴昭、川村治、長谷川翠。 以上。 ○議長(田中信好君) 提出者から提案理由の説明を求めます。 田中保議員。 ◆18番(田中保君) 大変失礼いたします。決議第2号、これは一応提案者ということで岸議員、西里議員、川村議員、長谷川翠議員、以上賛成者になっていただいております。 これは、けん銃のない安全で安心して暮らせる社会の実現をやはりやっていこうと。最近、ちょっと物言うたらけん銃でいろいろ凶悪な事件が続発しているわけでございまして、怖くて生きてられんと、どこからこんなけん銃くるのやろうというような、市民に対する不安があるわけでございます。平和に暮らしてきた私たちの香芝においては、断じてこのようなけん銃追放を市民が一丸となってやはりやっていただく、銃器の存続を許さない、こういった環境づくりの輪を広げていくために提案をさせていただいたようなことでございます。ひとつ議員の方から質問がある場合はわかりやすい質問でよろしくお願いいたしたいと思います。どうぞご理解をいただいて、全会一致でお認めをいただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございます。ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。 はい、中川廣美君。 ◆3番(中川廣美君) けん銃はわかるのですけど、銃器となってますやろ。銃器の場合、狩猟銃も含むと思いますんやけどね。狩猟の方は現在法律で許されるのかね、国の法律で。この辺ちょっとこの文章に問題があるの違うかなと思う。 ○議長(田中信好君) はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) 言われていることは大体わかるわけでありますが、けん銃、あるいは猟銃、あるいはライフル銃、こういったものが不法に所持をして一般市民に迷惑をかけることについては、これはもう断じて許さないんだと。今、中川君の方から質問がありましたように、狩猟のために免許を持って法的な所持についてはこの限りでないわけであります。当然、提案するに当たっては法律に従った提案ということでご理解をいただきたい、このように思います。 ○議長(田中信好君) ご理解いただけますか。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切りいたします。 お諮りいたします。 本案について委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、決議第2号については原案のとおり可決いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程17 決議第3号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、決議第3号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 決議第3号「交通安全マナーアップ実践」に関する決議(案)。 上記の議案を香芝市議会会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年6月26日提出。提出者、香芝市議会議員田中保。賛成者、香芝市議会議員岸為治、西里晴昭、川村治、長谷川翠。 以上。 ○議長(田中信好君) 提出者から提案理由の説明を求めます。 田中保議員。 ◆18番(田中保君) 大変失礼いたします。決議第3号でございます。これも岸議員、西里議員、川村議員、長谷川翠議員、賛成者をいただきまして、提案をさせていただいたわけでございます。 先ほど読まれましたように、交通事故で尊い命が失われる、あるいは一生大変な問題を抱えると、重傷等々についてはこれは植物人間も含めて、これはもう大変な状況になっているわけでございます。年々運転免許を取る人が多くなりまして、高齢者や、あるいは子供たち、こういった人にも全くその目を向けないで自分さえよければというようなレースまがいの大変迷惑をかけるような運転者も非常にふえていると聞いているわけでございます。したがいまして、飲酒運転はもちろんあかんと、信号も厳守せないかん、安全速度を遵守しようと、一時停止、安全確認の励行、高齢者や子供たちをいたわる、こういった運転をしていこうやないかと、こういうことでございます。また、万一の事故に備えまして、シートベルトやヘルメットをかぶると、そしてまたぴかぴか光ったり、トラックなどにこんなもんつけて死角をふやすような、そういうようなものももうつけないと、しゃこたん車もやめていこうと、そういうようなことで、特に迷惑な駐車によって交通事故も非常にふえているということも、警察関係者からも聞いております。そういう交通安全のマナーアップ実践を皆さんでしていこうと、こういうことでございますので、どうぞ議員諸侯にはご理解をいただきまして、満場一致でご承認をいただきますように、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(田中信好君) 大変ご苦労さまでございます。 ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、決議第3号については原案のとおり可決いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明日27日は民生水道委員会、28日は建設経済委員会、7月2日は総務文教委員会となっております。 議員諸侯には、各委員会の付託案件について慎重審議よろしくお願いをいたします。 また、7月3日と4日の両日は一般質問が日程となっておりますので、議員諸侯の格段のご協力をお願いいたします。なお、一般質問の通告期限は6月28日でございますので、よろしくお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。                              閉議 午後4時24分...